ニコチン依存症対策!COPD・慢性閉塞性肺疾患、禁煙方法、タバコを止める!

ニコチン依存症対策!COPD・慢性閉塞性肺疾患、禁煙方法、タバコを止める。行動パターン療法(ニコチン依存症対策)環境改善法(ニコチン依存症対策)代償行動療法(ニコチン依存症対策)運動は禁煙に効果的

■ニコチン依存症について
タバコを吸うと無数の化学物質とともにニコチンが毛細血管の中に流れ込みます。
それが血流に乗って脳に辿り着き、脳の中にあるニコチン受容体と結合します。
すると快楽物質であるドーパミンが放出され一時的な快楽が得られます。
しかし脳内のドーパミンが減ってくると次のタバコが欲しくなります。
この繰り返しでニコチン依存症になってしまいます。
タバコを止めるとニコチンは、急に長年連れ添った古女房へと変身し、ぽっかりと開いた心の隙間に甘い言葉をかけてタバコを吸わせようと誘惑してきます。
また禁煙中にイライラしたり、逆に気分が落ち込んでしまうのも「吸った方が楽」と思わせるニコチンの仕業です。
いきなりタバコゼロにするのが難しかったら、タバコの本数を減らすだけでもニコチン依存症の程度は多少軽くなります。

■禁煙すると太る?
ニコチンは体内に入ると代謝を促します。
交感神経が刺激され脂肪分解を促進しますが、実はニコチンは血管を収縮させるため、胃などへの血流量を減らすという作用もあります。
これは胃腸の働きが弱るだけではなく、栄養も全身に行き渡りにくくなっている不健康な状態です。
逆にタバコを止めると胃への血流量が回復して胃腸の調子も良くなるため、食欲も増して一時的に太る場合もあります。
禁煙中に太らないためには適度な運動も必要です。

■主な禁煙時の禁断症状
・イライラ
・うつ状態
・頭痛
・めまい
・太る
・眠気
・不眠
・しびれ
・足がつる

■タバコのタールの影響
タールはタバコに含まれる有害物質のひとつです。
いわゆる「ヤニ」と呼ばれているものです。
タバコに含まれるタールなどの有害物質は気管支や肺を黒ずませるばかりではなく、実はその細胞も溶かしてしまいます。
すると肺胞が壊れて弾力が無くなり、肺から空気を押し出す力が低下します。

■COPD・慢性閉塞性肺疾患
COPD・慢性閉塞性肺疾患はタバコを吸い続けることによって起こる肺の生活習慣病です。
呼吸が自由に出来なくなることで、慢性的な咳や息切れといった症状があらわれるのがCOPDという病気です。
COPD・慢性閉塞性肺疾患は、それまで当たり前だった生活が出来なくなってしまう危険な病です。
COPD・慢性閉塞性肺疾患は、肺胞が壊れて空気が押し出せなくなる肺気腫と気管支の粘膜に炎症ができ咳きとタンが続く慢性気管支炎の総称です。
どちらも除々に呼吸が苦しくなっていくという症状が特徴です。
COPD・慢性閉塞性肺疾患の約9割は喫煙が原因です。
肺胞は一度壊れると再生しないが、タバコを止めれば進行を止めることはできます。
COPD・慢性閉塞性肺疾患の予防はなんと言っても禁煙になります。

■禁煙時は運動が大切
禁煙とともに運動を始めるのは、太りやすい時期を上手に過ごすポイントです。
また一定期間の運動は禁煙後の喫煙衝動を和らげるともいわれています。

■行動パターン療法(ニコチン依存症対策)
食後の一服をせず、すぐに席を立つなど喫煙と結びついていた生活習慣を変えます。

■環境改善法(ニコチン依存症対策)
喫茶店や食道では「喫煙席に座らない」など、喫煙のきっかけになる環境を改善します。
タバコ・ライター・灰皿などを処分するのも環境を変えるきっかけになります。

■代償行動療法(ニコチン依存症対策)
喫煙するかわりに他の行動をとります。
イライラして落ち着かない時などは、身体を動かすことが有効です。