大腸ガン!大腸ガンは早期発見・早期治療が大切です。生活習慣だけでなく、定期的な内視鏡検査が大切です。S状結腸ガンは直腸の手前にあるS状結腸に出来るガンの一種です。
大腸ガンは大腸の壁にできる悪性新生物。
毎年およそ10万人が発ガンし、4万人が命を奪われています。
大腸ガンの患者数は、ここ数十年で急増しガンの中でも最も多く、今日本人が最も注意すべきガンと言われています。
大腸ガンを完全に予防することは出来ませんが、私達の生活習慣を改善することで発症リスクを下げることは可能です。
大腸ガンの再発率は17.3%で、再発の恐れが高いとされています。
植物性の油より動物性の脂の方が大腸ガンのリスクになる可能性があります。
生活習慣だけでなく、定期的な内視鏡検査が大切です。
■大腸ガンリスク問診
3つ以上当てはまる人は、大腸ガンになる可能性が高くなります。
●運動不足
毎日合計60分、歩く程度の運動をしていない人
●お酒をよく飲む
1日平均して
日本酒:1合以上
焼酎・泡盛:1合の2/3以上
ビール:大瓶1本以上
ウイスキー・ブランデー:ダブル1杯以上
ワイン:ボトル1/3以上
●肉・ハム・ソーセージをよく食べる
1週間に食べる肉が500g以上
ちなみに日本人の平均は約320gと言われています
●肥満
体重÷身長(m)÷身長(m)= BMI
男性:27を超える人
女性:25を超える人
●喫煙
1日1本でも吸っていれば該当
■S状結腸ガン(えすじょうけっちょうがん)
S状結腸ガンは直腸の手前にあるS状結腸に出来るガンの一種です。
大腸ガンの中では直腸ガンについで多く、近年急増しているガンです。
■便潜血検査
大腸ガンの検査の第一段階は、便の中に大腸ガンによる出血がないかと調べる便潜血検査が一般的です。
便潜血検査は大腸ガンの死亡率を下げるのに有効ですが、大腸ガンの早期発見をするには大腸内視鏡検査が必要になります。
■大腸内視鏡検査
検査前の準備としては、検査用下剤を1.5〜2リットル飲んで腸を空にします。
一気に飲むと腸に負担がかかるため2時間かけてゆっくり飲みます。
下剤には液体タイプと錠剤タイプがあり選ぶことができるそうです。
そして痛み止めの麻酔を打ち、潤滑剤となるゼリーをお尻に入れ大腸内視鏡検査を行います。
■大腸ガンは早期発見・早期治療が大切
大腸ガンは腸の粘膜の外側の表面から出てきます。
それが進行するにつれ下層へと深く広がっていきます。
粘膜の下層までの物は転移することがないので、早期ガンも内視鏡での切除が可能だそうです。
お尻からの出血は大腸ポリープや大腸ガンの疑いがあるため検査が必要です。
近年急増中の大腸ガンですが、早期発見できれば決して恐い病ではありません。