アフタ性口内炎は過労やストレスなどによって新陳代謝が乱れ、口の中の傷を修復する能力が低下して発症。ウイルス性口内炎はストレスなどによって免疫力が低下により発症!口腔ガン、ドライマウス予防改善
■アフタ性口内炎
アフタ性口内炎とは、食べ物などが染みて激痛が起こる一般的な口内炎のことです。
過労やストレスなどによって新陳代謝が乱れ、口の中の傷を修復する能力が低下することによって起こります。
また口の中を噛んだり、堅い物を食べて出来た傷が口の中にいる細菌によって化膿することによって出来てしまいます。
■ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎の原因は、体内に元々潜んでいるヘルペスウイルスです。
普段は免疫力で抑えられていますが、ストレスなどによって免疫力が低下すると水泡(すいほう)などの症状を引き起こします。
■口内炎と胃の関係
今のところ科学的な根拠を持って関連性があるという事は分かっていないそうです。
■口内炎の予防には
口内炎を予防するには疲れをためないことが一番になります。
■口内炎の薬
口内炎用の塗り薬のほとんどは、痛みの元となる炎症を抑えているだけで、口内炎自体を治しているわけではありません。
痛みによるストレスを和らげることで食事をスムーズにしたり、口の粘膜の代謝を促すためのものになります。
塗り薬を塗れば口内炎が治るという認識は間違いになるそうです。
またビタミン不足が原因とも言われますが、ビタミン剤が効くケースは20%ほどと言われています。
■口内炎の対処法
口内炎そのものを治すには細菌の繁殖を抑えることが重要です。
殺菌成分入りのうがい薬で1回20秒間程「ぶくぶくうがい」を行うと有効です。
毎日食後と寝る前に「ぶくぶくうがい」を行うと良いそうです。
■ドライマウス(口腔乾燥症)
ドライマウスとは、唾液が出ず常に口が乾く現代病です。
50歳以上の女性に多く、ホルモンのバランスの崩れから起こりやすくなります。
また多くの薬を服用すると誘発される場合もあります。
そもそも唾液には口の中を清潔に保つ様々な作用があります。
唾液は耳下腺・舌下腺・顎下腺の3ケ所の唾液腺に溜められていて、1日に1.5リットルも分泌されています。
唾液は口の中の細菌や食べカスを洗い流し、細菌の繁殖を抑えてくれます。
しかしドライマウスで唾液が減ると菌が繁殖しやすくなり、体の抵抗力を弱めてしまいます。
最悪の場合、増えた細菌が肺炎を引き起こし死に至ることもあります。
■ドライマウスチェック
1:口の乾きが3カ月以上続いている
2:口の中がネバネバして話しづらい
3:乾いた食べ物を水なしでは飲み込めない
4:食事をしても味が分からない
5:喉や舌がヒリヒリとよく痛む
1つでも当てはまればドライマウスの可能性があります。
■ドライマウス予防・改善方法
・水分補給
・口で呼吸しない
・食べ物をよく噛む
・口をよく動かす
ガムなどを噛むと唾液の分泌量が多くなります。
■口のストレッチ
口を「ウ-」と「イー」の形に交互にゆっくり動かす。
1日5回、2セット行います。
■唾液腺マッサージ
唾液腺が耳の前のちょっと下あたりにあるので、ここを食事前や寝る前にマッサージすると効果的です。
■口腔ガン(こうくうがん)
口腔ガンとは、舌や歯茎など口の中に出来るガンのことです。
お酒やタバコ、合わない入れ歯などによる傷が原因とされています。
年間6000人が発症していると言われ、進行ガンになると死亡率は50%にも上り、助かったとしても顎の骨や顔の一部を失うこともあるそうです。
口の中で出来るガンは自分で見つけることができるガンです。
早期発見の場合9割の方が治るそうです。
■口腔ガンのチェック
鏡と明るいスタンドを用意します。
しこり、腫れ、表面が赤い、表面が白いなどの有無をチェックします。
ポイントは1cm以上の大きさがあるか?2週間以上治らない?など