交通事故予防方法!

交通事故予防方法!交通事故は高齢者の認知力の低下、若者の「~しながら」の行動など様々な要因によって起こっています。前もっての危険予測や「~しながら」行動を止めて交通事故予防をしましょう

■交通事故の原因は?
交通事故は10代20代の頃は少し多く、30代40代で減りますが、50以上になると急激に増えていきます。
交通事故に合うケースが多いのは、交差点の周辺を2/5とすると交差点ではない道路での交通事故は3/5あります。
その他にも事故の原因で増えているのが携帯電話の使用です。
平成11年からは法律でも禁じられ取り締まりの対象ともなっています。

■人間の目はどのように物を見ているのか
人間が物を見たとき、その物に当たって跳ね返った光が目のレンズに入り、網膜に像が写し出されます。
そして電気信号によって脳に運ばれ認知します。
この脳の認知機能は、真ん中をはっきりと見て周りをボンヤリと見ます。
脳は映るもの全てを認知しようとするとパンクしてしまうので、興味のあるもの・必要なものだけにピントを合わせ見ています。
脳の認知機能は年をとるとともに衰えていき、これが交通事故の原因の一要因ともなっています。

■高齢の人は足元を見続けるために交通事故に合ってしまう
人は道を渡るときに左右を見て渡りますが、高齢の人の場合、左右を見た後は足元が不安なため下を向いたまま渡っていきます。
そのため左側から車が近付いてきても気付かず交通事故に合うことが多くあります。

■お年寄りは左見て、右見て、渡りながら左を見る
日本は左側通行のため、左右の確認では右の方が多くなる傾向にあります。
左側から来る車は離れて視界に入り、右側から来る車は視界が近い状態になるためです。
そのため右側を良く見て、左側をあまりみないという現象が起こり交通事故に合うことが多くあります。
お年寄りの場合は「左見て、右見て、渡りながら左を見る」ということが交通事故予防のポイントになります。

■その他の高齢者の交通事故要因
歩く速度や判断力の低下、暗めの服装なども高齢者の交通事故の要因とも考えられています。

■若者の交通事故の原因
若者でも「携帯をしながら」「音楽を聞きながら」「考え事をしながら」など、他の事に気をとられていると脳の認知力は低下して交通事故に合うことが多くあります。

■脳の混乱が交通事故の原因に
私達の脳には前頭前野があり、判断・計画・脳のいろんなところへの役割の割り振りを担当して、脳の司令塔として働いています。
人は予想していないことにあうと、この前頭前野が一瞬混乱してしまいます。
そしてこの一瞬の混乱が交通事故に大きく関わっています。

■危険予測で交通事故予防
前もって
「交差点を右折するときにどういう事故パターンが起こりうるのか」
「交差点を右折するときには何を見るべきなのか」
ということを理解しておくと目の動きが定まって、とっさのことにも素早く判断することができます。
また運転をして経験を積むことによって、そのパターンを脳の中に入れ込んでいくことで判断が良くなっていきます。

●高齢者でも、助手席の人が情報を与えて補うことで交通事故の危険を減らす一手段になります。