冷え症改善!冷え症の対処法!

冷え症改善!冷え症の対処法!冷え症は薬による治療だけではなく、生活習慣を見直したり改善することによってある程度改善できます。冷え症を改善することで、逆に様々な症状や病気が良くなるということも多くあります

■冷え症について
冬になると手足が冷えて眠れない、腰やヒザが痛いといった冷えに悩む人は少なくありません。
しかしその冷え症の原因は、冬の寒さはもちろんですが、生活スタイルからきていることも多くあります。
冷え症は薬による治療だけではなく、生活習慣を見直したり改善することによってある程度改善できます。
冷え症を改善することで、逆に様々な症状や病気が良くなるということも多くあります。

■冷えと関連する症状や病気
カゼ、頭痛、肩こり、花粉症、ぜんそく、月経痛、頻尿、ぼうこう炎、下痢、腹痛、関節痛、腰痛、神経痛、こむら返り、むくみ、しもやけ等

■冷え症の原因
●体質(遺伝子的要素)体格(女性はきゃしゃで筋肉量も少ないなど)

●自律神経の働きの乱れ
自律神経が体温調節を司っているので、ストレスや生活の乱れ、過剰な冷暖房などによって自律神経の働きが乱れることによって、熱さ寒さへの対応が悪くなり冷えやすくなります。

●女性ホルモンの変動
月経・妊娠・出産・更年期などでおおきな変動がありますが、特に月経前や更年期の時期に冷えを感じる人が多くなります。

●病気からくる冷え症
血管の病気など、閉塞性動脈硬化症・糖尿病・膠原病などの人は血液の循環が悪くなりやすい。
甲状腺の機能低下症などで新陳代謝が低下して冷えを感じやすくなるということがあります。

■冷え症の対処法
●生活の改善(運動・食事・服装)
●薬物療法

生活の改善だけではなかなか冷え症が改善しない場合は、薬物療法として漢方を中心とした治療があります。

■「運動」による冷え症の対処法
・毎日続けられる運動
・どこでも出来る運動
・ひとりで出来る運動

例)ウォーキング、筋肉トレーニング(腹筋・背筋) 私達の熱産生は食べ物から得られたエネルギーをもとに行われます。
そして筋肉で約6割の熱が作られるので、こうした運動を行い熱産生を高めるために筋肉を増やすこともポイントです。 具体的なウォーキングとしては、1分間に80m位の、少し早足で、汗ばむ程度のウォーキングが改善が期待できます。
そして腹筋や背筋、そして手足の運動で筋肉量を増やすことでさらに改善効果が期待できます。

■「食事」による冷え症の対処法
・朝食をきちんと摂る
 1日の始まりなのでエネルギーを取り入れて熱に変えていくことがポイント。
 きちっと摂り、スープや味噌汁などなるべく温かいものが良い。
・冷たい物は摂らない
・火を通して食べる
 火を通した方が体が温まりやすい。
・体を温まる食材を取り入れる
 漢方で体を温めると考えられている食材
 ネギ、唐辛子、にんにく、生姜、もち米、胡椒、山椒
 主に薬味として使われているものは体を温めると考えられています。
 これらを上手に取り入れて調理すると良い。

■「服装」による冷え症の対処法
基本的には、襟が開いたり露出が多いと冷えてしまうので注意し、下半身・足首・首を冷やさないようにします。
冷えは下半身からきます。 足元はできるだけヒールの低い靴をはいて、ウォーキングしやすい靴がおすすめ。
厚めのタイツや靴下をはいたり、レッグウォーマーをはくと良い。
靴下は5本指の方が保温性が優れています。
体を締め付けるものは身につけない(血行不良やむくみの原因になります) 外に出るときは手首が隠れる程度の手袋をする。
首にはマフラーなどまいて、首の地肌が出ないようにガードする。
最近は薄くて温かい素材の服も出ているので、お腹や腰を冷やさないようにする。
耳まで隠れるような帽子をする。
なるべく下半身を重ね着して枚数を多くすると空気の層が出来るので良いそうです。
低温やけどに注意しカイロを使用する。

■ストレスを解消して冷え症改善
ストレスによって自律神経が乱れると、手足の冷えにつながってしまいます。
なるべくストレスを溜めないように早めに解消しましょう。

■睡眠で冷え症改善
睡眠不足になるとホルモンの分泌や自律神経の働きに影響が起こり冷えやすくなります。
できるだけ夜更かしせず早めに寝て、睡眠不足を早めに解消しましょう

■過度な暖房を控えて冷え症改善
寒いとついつい過剰な暖房しがちですが、あまり過剰な暖房を行うと自律神経の働きが乱れ適応能力が低下してしまいます。
ですのでなるべく温度設定を低めにして過度な暖房にならないようにしましょう。
足元から冷えるので、暖房する場合は足元を温めるようなホットカーペットなどを利用するなどして工夫する。
私達の体が対応出来る温度差は5℃〜7℃くらいまでと言われています。
その範囲内でおさまるような温度設定にしましょう。

■入浴で冷え症改善
シャワーではなく湯船にゆっくりつかりましょう。
手足の抹消まで温まるのには時間がかかります。
出来れば40℃くらいのお風呂にゆっくりつかることが大切です。
熱いお湯はかえって自律神経の働きで交感神経が優位になり血管が収縮してしまいます。
すると手足の抹消まで温まらないということになるので、できるだけぬるめのお風呂に半身浴などがおすすめです。