大腸ガン!過敏性腸症候群、便潜血検査、大腸内視鏡検査、快便方法。近年急増中の大腸ガンですが、早期発見できれば決して恐い病ではありません。便潜血検査は死亡率を下げるのに有効ですが、早期発見をするには大腸内視鏡検査が必要
■大腸について
大腸は人の臓器の中でも最も病気の種類が多い臓器です。
大腸で病気が多い原因は腸内細菌にあります。
腸内細菌は有害物質を作り、それが全身に蔓延します。
つまり病気の発信源が大腸になります。
大腸は小腸で消化吸収された食べ物の残りカスから水分などを吸収し便を作る働きをしています。
そして作った便を肛門まで運搬し、排泄するまで蓄えるという働きをしています。
■おすすめ快便料理
納豆・オクラ・めかぶを混ぜ合わせるとお通じに効果的です。
粘り気が腸の機能を高めてくれます。
食物繊維は大腸で出来た有害物質を吸着して便とともに排泄してくれます。
■ウォーキングで快便
ウォーキングには腸のまわりの腸腰筋(ちょうようきん)を鍛え、スムーズな排便を促進する効果があります。
■便の状態から分かる大腸の病気
・硬くて丸い便秘型の便
過敏性腸症候群、大腸ガンなど
・軟らかい下痢状の便
食中毒、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群など
・下痢と便秘を繰り返す
過敏性腸症候群、大腸ガンなど
・鉛筆のような細い便
痔、大腸ガンなど
・表面に血がついている便
痔、大腸ガンなど
■過敏性腸症候群対策
食事や運動に気を配り、生活習慣の改善をこころがけましょう。
■大腸ガンの疑いのある便
●いつもより細い便
大腸ガンが腸の中で出来て、そこを便が無理に通るため便が細くなります。
しかしいつも細い便であれば問題ですが、急に細くなってきたら大腸ガンを疑ってみた方が良いです。
●便に血がついている
血がついた便が出たときは大腸ガンを疑いがあるので、病院で検査を受けた方が良いです。
■便潜血検査
大腸ガンの検査の第一段階は、便の中に大腸ガンによる出血がないかと調べる便潜血検査が一般的です。
便潜血検査は大腸ガンの死亡率を下げるのに有効ですが、大腸ガンの早期発見をするには大腸内視鏡検査が必要になります。
●大腸内視鏡検査
検査前の準備としては、検査用下剤を1.5〜2リットル飲んで腸を空にします。
一気に飲むと腸に負担がかかるため2時間かけてゆっくり飲みます。
下剤には液体タイプと錠剤タイプがあり選ぶことができるそうです。
そして痛み止めの麻酔を打ち、潤滑剤となるゼリーをお尻に入れ大腸内視鏡検査を行います。
■大腸ガンは早期発見・早期治療が大切
大腸ガンは腸の粘膜の外側の表面から出てきます。
それが進行するにつれ下層へと深く広がっていきます。
粘膜の下層までの物は転移することがないので、早期ガンも内視鏡での切除が可能だそうです。
お尻からの出血は大腸ポリープや大腸ガンの疑いがあるため検査が必要です。
近年急増中の大腸ガンですが、早期発見できれば決して恐い病ではありません。