細菌性ぼうこう炎・間質性ぼうこう炎対策!膀胱炎を改善!

細菌性ぼうこう炎・間質性ぼうこう炎対策!膀胱炎を改善!おしっこを我慢して細菌が増え膀胱にまで達して炎症に!膀胱の間質層にまで炎症が達して悪化!たくさん水分を摂って菌を流し出す。食生活と水分の取り方を改善。膀胱水圧拡張術

■細菌性ぼうこう炎について
ぼうこう炎になった人の膀胱内部は、炎症で粘膜が赤くただれ出血を起こしています。
これが痛みを引き起こしています。
ぼうこう炎というと、おしっこを我慢したからなると思いがちですが、おしっこを我慢したからといってなる分けではありません。
腎臓がろ過しそこなってぼうこう炎になることも基本的にはありません。
ぼうこう炎は細菌がちょっとしたことで尿道にくっついてしまうことから始まります。
通常はトイレで排泄した時に尿といっしょに洗い流してくれます。
尿道には湿っている程度の尿が少し残っています。
そこにおしっこを我慢していると細菌が増殖して増えていき、膀胱にまで達して増殖することがあります。
膀胱の中は尿が溜まっている環境なので、細菌が増えやすい環境にあります。
すると膀胱の粘膜が炎症を起こしてしまいます。
こうなると頻尿・残尿感・痛みの症状があらわれてきます。

■ぼうこう炎の主な症状
・頻尿
・残尿感
・痛み

■細菌性ぼうこう炎のメカニズム

ぼうこう炎にかかる男女の比率は、男性1に対して女性が500になります。
圧倒的に女性の方が多くかかります。
尿道の長さは男性は20cmで、女性は4cmほどになります。
女性の場合は肛門と尿道が近く、肛門の大腸菌がほんの些細なことで尿道に付いてしまうことがあります。
つまり女性は大腸菌が尿道につきやすい距離であり、また尿道自体も男性に比べるとはるかに短いので、ぼうこう炎になりやすい状態にあります。
たまたまおしっこを我慢した時に大腸菌がついてしまうとなりやすくなってしまいます。

■冷えやストレスで細菌性ぼうこう炎になる?
たまたま菌がついた時に、冷えやストレスで抵抗力を弱くしてしまうと細菌性ぼうこう炎を起こしやすくなってしまいます。

■細菌性ぼうこう炎の治療法
対策としては、たくさん水分を摂って菌を流し出すことになります。
あるいは抗生物質を飲むことで治療できます。

■間質性ぼうこう炎(かんしつせいぼうこうえん)
普通は尿の中に細菌はいません。
普段は何の痛みも見られない飲食物の成分が、刺激物になってしまう場合があります。
それは、ぼうこう炎やストレスなどによって粘膜が弱まっていると、膀胱の粘膜にわずかな傷が出来てしまうことがあります。
ここで飲食物の成分が四六時中傷に触れつづけ、炎症を引き起こしてしまいます。
その結果、この炎症は膀胱のもっと深いところの間質(かんしつ)と呼ばれる層にまで及ぶことがあります。
この間質(かんしつ)の層にまで達して起こるぼうこう炎を間質性ぼうこう炎と呼ばれています。
尿に常に刺激物が来て、本来は治したいのに次ぎから次へと刺激物が来るため、その傷を治す時間がありません。
つまり、いつまで経っても炎症が治らない状態になります。
個人個人で差があるので、何の原因でなっているのか一概には言えません。
細菌性ぼうこう炎は表面の炎症ですが、それが慢性化してだんだん深いところの間質に炎症が進んでいくと間質性ぼうこう炎(かんしつせいぼうこうえん)になります。
間質性ぼうこう炎(かんしつせいぼうこうえん)の初期症状は、細菌性ぼうこう炎と違いがないので自分の思い込みで経過を見てしまうことが多くあります。
食事が原因となっている場合は、2〜3日ひかえていると症状が楽になることが分かります。

■刺激物になる飲食物
・水以外の水分
・酸性の飲食物
・カリウムを含む食品
・辛味成分

■間質性ぼうこう炎(かんしつせいぼうこうえん)対策
●排尿の記録をとり食事を改善する

排尿と飲食物の記録を取ります。
摂取した後に急におしっこが近くなったなどの症状から原因をつきとめます。
ポイントは水分を良く取ることで、薄めると刺激物が軽減します。
尿に刺激物が増えないよう、食生活と水分の取り方を改善すると良いそうです。

●膀胱水圧拡張術
膀胱水圧拡張術とは、下半身に麻酔をかけた後、膀胱に水を注入します。
炎症で硬直した膀胱を少しずつ広げていきます。
膀胱を広げると表面で炎症を起こしていた部分は、かさぶたが取れるように粘膜から剥がれ落ちます。
するとその下から新しい粘膜が再生します。
このようになかば強制的に粘膜を再生させることで、本来の伸び縮みする膀胱を取り戻します。
治療を受けた患者さんの話しでは、数日は痛さが出ますが、それが過ぎると痛みが和らぎ、おしっこをしているという気分になるそうです。
費用は3泊4日で10万円程度になるそうです。

■ぼうこう炎早期発見のポイント
・尿の回数が1日8回以上
・平均尿量が150ml以下(コップ一杯以下)
・尿が溜まると違和感が残る