トマトのリコピンで活性酸素を除去!夏の健康料理!

トマトのリコピンで活性酸素を除去!夏の健康料理!夏場のトマト、中でも8月のトマトにはリコピンが豊富です。リコピンはトマトの皮に近い部分に多く存在。リコピンには抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります

■夏のトマトについて
トマトは数ある食材の中でリコピンの含有量がトップクラスです。
中でも8月のトマトにはリコピンが豊富に含まれています。
リコピンはトマトの皮に近い部分に多く存在しています。
太陽の紫外線から自分達の身を守るという役割をしていると考えられています。
だからこそ紫外線の増える夏場はリコピンの量も増加します。
その差は冬場のトマトの1.8倍にもなります。

■リコピンの抗酸化作用
リコピンには抗酸化作用があり、活性酸素を消す力を持っています。
活性酸素とは、紫外線・喫煙・過度の運動などにより生み出される物質です。
活性酸素には細胞を傷付ける働きがあり、ガンや動脈硬化などの原因の一つと考えられています。
トマトに含まれるリコピンには、この活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
トマトには他にも、カロテン・ビタミンC・カリウムなど様々な成分が含まれています。
トマトには前立腺ガンや白内障、女性での心疾患のリスクを減らす可能性が科学的に示唆されています。
どの成分が、どう作用しているかは未解明な部分もありますが、多くの病においてトマトの効能が期待されています。

■トマトの種類
トマトは、その色から大きく2系統に分けられます。
一つが最も多く出回っているピンク系で、皮が薄く果肉がやわらかいため生でもよく食べられています。
そしてもう一つが色の濃い赤系で、皮がやや硬く果肉もしっかりしているため、生食の他に調理用やトマトジュースなど加工品の原材料としても使われています。
この2種類のトマトのリコピンの含有量を比べてみると、赤系の方がピンク系の約3倍ものリコピンを含有しています。

■トマトの健康アップ摂取方法
・皮ごと食べる
・赤系トマトを選ぶ
・加熱するとリコピンの吸収率がアップします
・脂肪分と一緒に摂ると吸収率がアップします
トマトの リコピンは加熱することで身体への吸収率が高まると考えられています。
リコピンは脂溶性で油に溶け易い性質があります。
油と一緒に摂ることによって吸収率がアップします。
オリーブオイルや牛乳、チーズなどと一緒に摂ると良いそうです。
ケチャップやピューレ等の加工品にもリコピンは豊富に含まれているそうです。

■甘くて美味しいトマトの選び方
●白い筋がきれいに出ている

美味しいトマトは白い筋が放射状に見え、筋と筋の間が透明で透き通っている程糖度が高く、甘くて美味しいトマトになります。
●ヘタが新鮮
ヘタが新鮮で真っ赤なトマトは完熟してから収穫された可能性が高いものになります。
逆にヘタがしおれている物は、熟す前に収穫された可能性があります。
●保存の際はヘタを下にする
トマトはヘタから先に向けて成長するため、ヘタを下にしておいた方が傷みにくく美味しく保存できます。

■フレッシュトマトのナポリタンの作り方

<材料2人分>
スパゲッティ(太め) 160g
ケチャップ      大さじ4
オリーブオイル    大さじ1
ピーマン       2個
トマト        2個
ハム         70gほど
タマネギ       1個
粉チーズ       適量

タマネギをクシ切りし、ピーマンとハムを切ります
トマトは皮ごとザク切りにします
パスタを茹で始めたらオリーブオイルでタマネギを炒めます
タマネギが透き通ったらトマトとハムを加えます
焦げ付かないようにパスタの茹で汁(お玉一杯)を加え、弱火で3分〜5分蒸し煮します
パスタが茹で上がる前に一緒にピーマンも茹でます
タマネギがクタッとして、トマトが少しほぐれるぐらいが出来上がりの目安です
蒸し煮していた物にケチャップを加えパスタとピーマンを加えソースと絡めます
皿に盛って粉チーズを振り掛ければ完成です

■トマトの冷や汁
<材料2人分>
豆腐      1/2丁
みょうが    3個
大葉      10枚
キュウリ    1本
トマト     2個
塩       小さじ1/2
みりん     大さじ1
醤油      大さじ1
すりゴマ    大さじ2
おろしショウガ 適量
カツオ節    1袋(5g)
氷       1カップ

トマトを皮ごと角切りにして鍋に入れ、塩、醤油、みりんを加え沸騰するまで加熱します
沸騰したらカツオ節を入れ、具材を準備する間火を止めておきます
3分後ボウルにあけ、氷(1カップ)を加え混ぜます
冷えてきたら豆腐をちぎって加え さらにキュウリ、みょうが、大葉、おろしショウガも加え混ぜます
最後にすりゴマを加え混ぜればトマトの冷や汁の完成です
ごはんにかけて食べると美味しく頂けます