献血について!血液の役割!

献血について!血液の役割。献血は問診・血液検査をクリアしないと受けることができません。集められた血液は年間100万人の患者さんの輸血に役立っています。血液の寿命は非常に短く常に補充しておく必要があります

献血は安全な血液を供給することが第一。
過去の病気や海外渡航歴、最近ではピアスやイレズミをしたかどうかまで、細かく問診をパスしなければ献血を受けることができません。
正確な健康状態を把握するために医師の問診や血圧測定も行います。
献血は全ての人が受けられるわけではありません。
献血できるというのは健康な人の特権でもあります。

■献血するための血液検査
問診をクリアしたら次は血液検査です。
貧血の心配がないか血液中の成分の量を測定し、最後に血液型の仮判定を行います。
血液にはそれぞれ抗体があり、異なる血液型と混ぜると固まる場合と固まらない場合があります。
この性質を応用してA・B・Oの血液型が判定されます。

■献血の際の採血
採血は全ての成分を採取する200ml・400mlの全血献血で15分。
必要な成分だけを採取する成分献血は40分〜90分ほどかかります。
成分献血は血小板・血漿(けっしょう)以外の成分を身体に戻すために時間がかかります。
採血の間はテレビを身ながらリラックスした状態。
採血後は立ちくらみなどを防ぐため、水分を補給しながら十分な休憩をとります。
赤血球・白血球・血小板は骨髄で造られます。

■血液の役割
赤血球:身体の隅々まで酸素を運んでくれます
白血球:病原体やウイルスから身体を守ってくれます
血小板:ケガをしたときに血管の傷をふさいで止血してくれます
血漿(けっしょう):栄養やホルモンの運搬から老廃物の排出までを担う体成分

■採血後の血液
献血で集められた血液は医療現場で使用されるため、その日のうちに血液センターへ送られます。
輸血を待つ患者さんのために厳正に検査され、24時間いつでも届けられるように準備されています。
献血を受けた方には、希望すれば貧血や糖尿病の血液検査結果をもらうことができます。
献血で集められた血液は年間100万人の患者さんの輸血に役立っています。
輸血は事故で使われる事が多いと思いがちですが、そういう人はせいぜい3%ほどであり、大多数は誰もが患う可能性があるガンや心臓病など様々な生活習慣病などの手術での使用が多くなっています。
肝臓病の手術だと1L〜2Lぐらい使うこともありますし、大動脈瘤の手術だと2L以上使うことがあります。

■献血の種類
全血献血:
200ml 16歳〜69歳で体重(男:45kg以上 女:40kg以上)の人
400ml 18歳〜69歳で体重(男女:50kg以上)の人

成分献血:
血小板 18歳〜54歳で体重(男:45kg以上 女:40kg以上)の人
血 漿 18歳〜54歳で体重(男:45kg以上 女:40kg以上)の人

■献血の間隔
成分献血は2週間後から
200mlの全血献血は4週間後から
400mlの全血献血は8〜16週間後から(性別で条件が異なる)
血液の寿命は非常に短く常に補充しておかないといけません。
血液は生きた細胞なので、採血後は長期保存することができません。
血漿(けっしょう)は1年保存できますが、赤血球は21日、血小板は4日しかもちません。