新型水虫菌!トリコフィトン・トンズランス症!

新型水虫菌!トリコフィトン・トンズランス症!新型水虫菌は感染力は強いですが治療をすれば治るので、定期検査を受け、早期に発見・治療をすることが大切。水虫に対する正しい知識を持ち、対処することが大切です。

■新型水虫菌 トリコフィトン・トンズランス症
トリコフィトン・トンズランスとは、世界中で患者数が急増している水虫菌のことです。
日本国内でもすでに3万人がこの新型水虫菌に感染していると考えられています。
感染ルートをまとめた研究結果によると、もともと南ヨーロッパにいた菌が中世になって南米へと伝来し、20世紀には交通手段の発達と共に北米・オーストリア・アジアなどへと急激に感染域を拡大していきました。
日本では2001年に確認された新しい水虫菌です。

■新型水虫菌の特徴
そもそも水虫は、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種が足の裏などで繁殖し、皮がむけるなどの症状に悩まされる病のことです。
新型水虫菌「トンズランス」も同じ白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種です。
しかし従来の水虫菌と比べ大きな違いが2つあります。
1つはその場所で、足以外の特に上半身に感染することが多いそうです。
そのため水虫と気付かず、放置することが多いそうです。
頭部に感染した場合、かゆみもないため気付きにくく、悪化の一途を辿ることにもなります。
ひどくなると頭頂部が禿げ上がる悲劇を招くこともあります。
2つめの特徴は非常に感染力が強いということです。
通常の水虫菌に比べ角質への進入速度が倍近く速いという研究結果も発表されています。

■新型水虫菌は接触によって感染
実は新型水虫菌は、接触によって感染するケースがほとんどで、レスリングや柔道など強く身体が接触する格闘技の世界的な普及と深く関わっています。

■子供に広がる新型水虫菌
海も国境もかるがると越えて新型水虫菌の患者数は着実に増えています。
事実欧米諸国では一般の子供を中心に新型水虫菌が流行中です。
このまま放置していると、日本でも数年後には子供達から全世代へと感染を広げていくと言われています。
新型水虫菌は感染力は強いですが治療をすれば治るので、定期検査を受け、早期に発見・治療をすることが大切になります。
水虫に対する正しい知識を持ち、対処することが大切です。

■水虫の対処法 洗濯機で洗う
熱で水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん)を死滅させるには60℃以上の高熱が必要です。
晴れた日に外で干したとしても、直射日光程度の熱では生き残ってしまいます。
紫外線にも殺菌効果はありますが、日光に含まれるのは極微量のため白癬菌(はくせんきん)を死滅させるまではいきません。
感染者が使用したバスマットは換えるようにしましょう。
また白癬菌(はくせんきん)付着したバスマットも24時間以内に洗い流せば感染することはありません。

■水虫の対処法 薬の使い方
水虫の薬は足の裏全体に塗るようにしましょう。
水虫患部から足の裏全体にひろがっている可能性があります。