カロリーコントロールでダイエット!メタボ対策。理想的な食事は、主菜が1、副菜が2、主食が3の1:2:3の割合。栄養バランスの良い食事、食べる順番、食べる時間、規則正しい食習慣でカロリーコントロールしましょう
■カロリーについて
カロリーとは本来熱量(エネルギー)を表す単位で、1�の水の温度を1℃上昇させる熱量が1kcalになります。
現在は食べ物や運動のエネルギーの単位として使用されています。
食べ物の場合は身体を作る3大栄養素の炭水化物・脂質・タンパク質にカロリーがあります。
炭水化物1g当たりに4cal、脂質1g当たりに9cal、タンパク質1g当たりに4calとなっています。
さらに運動の場合には成人男性が30歩あるくと、ほぼ1kcal消費します。
■ゼロカロリーは本当か
よくゼロカロリーと言われるコンニャクと寒天ですが、コンニャク1g当たりには約3.6calのカロリーがあり、寒天(乾燥)1g当たりには約4calのカロリーがあります。
コンニャクや寒天の主成分は食物繊維。
食物繊維は炭水化物の一種なので、本来はエネルギー成分です。
食物繊維はわずかしか身体に吸収されず、また個人差も大きく平均値がなかったため、昔の食品成分表には掲載されませんでした。
そのためゼロカロリーと誤解されていました。
研究が進んだ現在は人にとってもわずかながらエネルギーになることが分かり、コンニャクと寒天それぞれのカロリーがきちんと表示されています。
いなみにワカメやシイタケも以前は掲載されていませんでしたが、現在ではカロリーがあることが分かっています。
■カロリー表示について
カロリーの表示ルールは健康増進法で定められていて、100g当たり5kcal未満のものは「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」と表示することが可能となっています。
また100g当たり40kcal以下の場合は「低カロリー」「カロリー控えめ」「カロリーオフ」と表示できます。
■飲み物のカロリー
飲み物の甘味は人口甘味料が使用され甘味は砂糖の100倍以上ありますが、身体の中ではあまり吸収されないのでカロリーを下げられると考えられています。
通常のコーラの甘味が砂糖なのに対して、ゼロカロリーのコーラは少量の人工甘味料を使用しています。
しかも吸収されないので、その分カロリーが抑えられます。
■ごはん抜きダイエットは水分が抜けているだけ
ごはん抜きダイエットは脂肪が落ちるのではなく水分を抜いているだけになります。
炭水化物は消化吸収の際ブドウ糖となって肝臓に入ります。
その後、肝臓でグリコーゲンという物質に変化しますが、このとき同時に3倍もの水分が蓄えられます。
つまり炭水化物を抜くと身体の水分が大幅に減少し一時的に体重が落ちやせたと感じます。
■栄養バランスの良い食事でカロリーコントロール
料理は肉などの主菜、野菜などの副菜、米などの主食に分けられます。
理想的な食事は、主菜が1、副菜が2、主食が3の1:2:3の割合になります。
ダイエットにおいてカロリー過多やカロリーオーバーは太る原因になります。
メタボリックシンドロームの人は、少し主食(ごはん・パン・糖質)を減らし、割合も1:2:2で摂取すると良いそうです。
■食べる順番でカロリーコントロール
まずは野菜や汁物から食べると太りにくくなります。
野菜 → 汁物 → 主菜 → 主食の順番で食べるのが健康には効果的です。
カロリーは同じになりますが野菜から食べると血糖値を上げにくくしてくれます。
それが太らせる類のホルモンのインスリンの分泌が抑えられ太りにくくなります。
■食べる時間でカロリーコントロール
同じ食事をしたとしても夜の方が太りやすくなります。
身体の中には体内時計を調整するBMAL1(ビーマルワン)というタンパク質があります。
BMAL1は脂肪を身体に溜め込む働きもあります。
脂肪を溜め込むタンパク質BMAL1が作られるのは、主に夜10時以降になります。
差が大きいときでは、昼間の2倍にもなります。
■規則正しい食習慣でカロリーコントロール
朝食はたまに食べたりして不規則になると一番太りやすくなります。
生活が乱れがち、ストレスが多いと肥満になりやすくなります。
生活が不規則にな人でも、不規則な中で毎日同じ時間に決まったことをすると良いそうです。
例えば朝日を浴びてまた寝ても良いそうです。
朝日を浴びて一回体内時計をリセットするとそれだけでもちがうそうです。