基礎代謝アップで老化予防!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える。代謝をアップし老化予防をするには活動代謝よりも基礎代謝をアップさせることが大切。脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)や僧帽筋(そうぼうきん)を刺激し代謝アップ
■冬場の厚着は老化を早めてしまう
厚着をして着込んでしまうと、体温を調節する機能が低下し代謝が落ちてしまいます。
その結果、皮膚や筋肉等の老化が進行してしまう可能性があります。
■代謝について
代謝とは、体内でエネルギーを消費させる活動のことです。
代謝が活発なときは古い細胞が次々と新しい細胞に入れ替わり、およそ90日で全身の細胞が生まれ変わります。
しかし逆に代謝が低下してしまうと、新しい細胞に生まれ変わるサイクルが遅くなり老化の原因となってしまいます。
その代謝の低下を防ぐことができれば老化防止はもちろん免疫力も上がり健康な身体に近づけることができます。
■2種類の代謝機能
体内のエネルギー消費活動である代謝には大きく分けて2種類あります。
一つは身体を動かす時にエネルギーを燃やす“活動代謝”
もう一つは呼吸や生命維持のために使われ、安静にしていても消費される“基礎代謝”です。
実は1日の中で人が消費するエネルギー中7割は基礎代謝になっています。
つまり年齢を重ねても基礎代謝の低下を抑えることができれば老化防止につなげることができます。
基礎代謝は10代をピークに低下していきます。
筋肉量が低下していくことで基礎代謝が低下していきます。
そのため基礎代謝力アップする体にすることが老化予防の一番のカギとなります。
■赤筋(せっきん)と白筋(はっきん)について
私達の身体には赤筋(せっきん)と白筋(はっきん)の2つの筋肉が存在します。
白筋(はっきん)は筋肉の外側に多くあり、鍛えると大きく発達します。
主に力やスピードなど運動時にエネルギーを使う筋肉です。
赤筋(せっきん)は筋肉の内側にあり、呼吸・血液の循環・姿勢を保つなど生命維持に欠かせない筋肉です。
この赤筋(せっきん)こそ基礎代謝に深く関わる筋肉であり、この赤筋を効果的に鍛えることが基礎代謝を上げて老化を防ぐポイントになります。
■脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)について
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)とは、背骨の周りを包むように存在し体のバランスを保つために使われている筋肉です。
体全体の中でも比較的大きな筋肉で、しかも赤筋が多い筋肉です。
■脊柱起立筋の老化度判定チェック法
手を後ろで組んで利き足だけで立ちバランスをとります
この状態で目をつぶって何秒間バランスを保っていられるかをチェックします
目を開けたり軸足が動いたらアウトです
10〜20代:15秒以上
30〜40代:13〜14秒
50〜60代:11〜12秒
70代以上:10秒未満
■脊柱起立筋簡単トレーニング法
片足で立ち、反対側の足を伸ばしたまま、ゆっくりと4秒かけて体を前に倒します
さらに4秒かけて元に戻します
両足5回ずつが目安
ポイントはゆっくり無理をしないことです
赤筋は力を発揮しているときはあまり使われていません。
力が使われているときは白筋が使われています。
■僧帽筋(そうぼうきん)について
僧帽筋は首から肩にかけて広がる身体で最も大きい筋肉です。
僧帽筋は刺激を与えられると自律神経の作用により血行が良くなり代謝が上がる効果があります。
■僧帽筋は仰向けに寝て刺激し代謝をアップさせる
僧帽筋を刺激する最適な寝方が仰向けです。
仰向けは適度に身体の重みが僧帽筋にかかり刺激されます。
体が沈み込む柔らかいベッドよりも、適度な硬さがある方がより僧帽筋を刺激できます。
さらに室温も大きなポイントです!
寝室においてエアコンをつけっぱなしにして高温にするよりも、低い温度の方が代謝が高まります。