口内炎(こうないえん)を早く治す方法!口内炎薬の正しい使い方。口内炎を早く治す方法は、殺菌消毒うがいの後に水うがいをすることです。「殺菌消毒うがい」をした後、その消毒薬を洗い流す「水うがい」をし、細胞が回復するのを助けるのがポイント
■傷が原因で起こる口内炎
私達の口の中には数十億もの常在菌と呼ばれる細菌が存在しています。
噛んだり等して口の中に傷が出来ると、細菌が傷口に集まり増殖しようとします。
しかし唾液(だえき)によって細菌は適度に洗い流されて増殖を抑制してくれます。
■ストレスで唾液(だえき)が減少
唾液(だえき)はストレスがあると分泌が減ってしまい、そのため細菌が増殖してしまいます。
そのとき傷があると化膿してしまい口内炎が出来てしまいます。
■傷以外の突然出来る口内炎
口の粘膜は絶えず新陳代謝(しんちんたいしゃ)して生まれ変わっています。
しかし疲労やストレスで新陳代謝が低下すると表面が荒れてきます。
さらに悪化すると潰瘍(かいよう)と呼ばれる状態になってしまうこともあります。
噛んだり等の外からの刺激もないのに身体の中から口内に傷が出来てしまうことがあります。
一度このような傷が出来てしまうと細菌によって炎症が起き口内炎になってしまいます。
■口内炎用ぬり薬
傷口に細菌が侵入し増殖を始めると白血球などの免疫が細菌と戦ってくれます。
そのさい傷口が炎症を起こし痛みが生じます。
この場合にぬり薬をぬると、白血球の働きが抑えられてしまいます。
すると炎症が治まり一時的に痛みも和らぎます。
しかし細菌を退治したわけではないので長引く原因にもなってしまいます。
口内炎のぬり薬は免疫の働きを抑えて痛みを緩和するために使用します。
ぬり薬は口内炎になって痛くて食事が出来なくなり、体力が落ちてさらに口内炎が悪化してしまうのを予防するために使用します。
■口内炎用の局所的殺菌・消毒薬
殺菌・消毒薬は傷口、あるいは口内炎の局所的な部分に殺菌出来ますが、取れてしまうと口の他の所から細菌がまたよってきて傷口についてしまいます。
そのため、まず口内全体を消毒うがいをしてから使用すると良いです。
■飲み薬(ビタミンB2不足で口内炎に有効)
飲み薬はビタミン製剤(主にビタミンB2)というもので、ストレスなどでビタミンが壊れたり、体力が落ちてきて十分な食事が取れないようなときに使用します。
ビタミンB2不足で口内炎になる人の割合は10〜20%ほどになるそうです。
■口内炎(こうないえん)を早く治す方法
口内炎を早く治す方法としては、殺菌うがいの後に水うがいをすることです。
細菌は口内炎を治すために退治しないといけませんが、消毒薬は細胞が治ろうとするのを阻害する働きがあります。
そのため「殺菌消毒うがい」をした後、その消毒薬を洗い流す「水うがい」をし、細胞が回復するのを助けるのがポイントです。
■口腔ガン
口内炎だと思って放っておいても治らない場合は口腔ガンなどの癌の場合があります。
小さいうちは痛みがほとんどなく、早期発見すれば95%は治るそうです。
1ヶ月に1回は口の中をチェックしましょう。
2週間以上放っておいても治らない場合は口腔外科等で受診いた方が良いそうです。
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