ホクロとイボについて!基底細胞ガン・メラノーマ!

ホクロとイボについて!基底細胞ガン・メラノーマ!ホクロは刺激により大きくなり、ウイルス性のイボがうつるので触らないようにしましょう。異常が見られたり心配ならば専門医のいる病院へ行きましょう

■ホクロのタイプ
ホクロのタイプには3つあります。
表皮と真皮層(しんぴそう)の間に出来る平なホクロ。
真皮層に出来る大きなホクロ。 そして2つが複合しているホクロです。
ほとんどは真皮層に大きなものが出来るので表皮が持ち上げられ出っ張ってしまいます。
ホクロは隆起していても身体に害を与えることはありません。
しかしホクロは刺激により大きくなるので触らないほうが良いそうです。

■ホクロが大きくなるのは?
女性の場合は女性ホルモンの関係で20代と40代がホクロが大きくなる時期と言われています。
一説では女性ホルモンがホクロを大きくする誘発因子を出していると考えられています。
20代や40代は女性ホルモンの分泌バランスの乱れからホクロが出来やすくなるそうです。
また妊娠中や出産後は女性ホルモンによりホクロが出来ることもあります。
男性の場合40代になると皮膚の脂腺に脂が溜まり肌が広げられるので、見えなかったホクロが見えやすくなるのだそうです。

■シミとホクロの違い
シミは紫外線による肌の色素沈着により出来、ホクロはメラニン色素を持つ母班細胞によるもので紫外線とは無関係です。

■ホクロの対処方
ホクロは予防法はなく、しかも自然には消えません。
ホクロを取り除くには大きく2つの方法があります。

●1つはレーザーによるホクロ除去方法です。
直径5mm以下の平坦なホクロに適しています。
ホクロを作っているメラニン色素にレーザーを照射し破壊する方法です。
多少大きなホクロでも2〜3回の治療で取れるそうです。

●2つ目の方法が手術でのホクロ除去方法です。
直径5mm以上の隆起したホクロを取り除くのに適しています。
メスを使って皮膚を切り、ホクロを取り除いて傷を縫い合わせます。
ただし傷痕が多少残る場合があります。
手術には40分程かかりますが、組織検査が出来る利点もあります。
医療費はホクロの状況や病院で変わりますが、レーザー・切除手術ともに1万円前後だそうです。
美容目的では保険が適用されませんが、検査による切除の場合は保険が適用されます。

■ホクロはガンになるのか
ホクロは基本的にはガンになりません。

■ホクロと似ている基底細胞ガン(きていさいぼうがん)
基底細胞ガンと、皮膚の基底層に出来る皮膚ガンです。
ホクロのような形であらわれるので最初はホクロと勘違いする人がほとんどです。
基底細胞ガンはその8割が頭部や顔に発症します。
基底細胞ガンは転移しないため切除手術で取り除きます。

■ホクロと似ているメラノーマ ガン
メラノーマとは基底層にある色素細胞「メラノサイト」に出来るガンです。
日本人は足や指先などに出来るケースが多いのが特徴です。
メラノサイト周辺は血管が多くガンの転移速度も極めて速いため、発見が遅れれば生死にかかわる恐ろしいガンとなります。
メラノーマや基底細胞ガンとホクロを見分けるのは難しいので、おかしいなと思ったら医師に相談しましょう。

■メラノーマを判断するポイント
・形がいびつか
・輪郭がギザギザか
・色に濃淡が見られるか
・6ミリ以上の大きいものか
・過度に隆起していないか

ホクロは刺激により大きくなり、ウイルス性のイボがうつるので触らないようにしましょう。
異常が見られたり心配ならば専門医のいる病院へ行きましょう。

■イボについて
老化によるイボは首筋・胸元・目の周りなど肌の柔らかいところに出来ます。
原因は紫外線や荒い洗顔、衣服の擦れなどです。
皮膚の張りを保つ真皮層の弾性繊維が弱くなり表皮がよれることでイボになります。
イボを自分で切除したりすると化膿する恐れがあるので厳禁です。
イボを予防するのは紫外線対策や保湿などのスキンケアになります。

■ウイルス性のイボはうつる
ウイルスによって出来るイボもあります。
手荒れなどがあると傷口からイボウイルスが侵入し、細胞を角化させながら増殖し隆起してイボになります。
イボがブツブツするのは、ウイルスが増殖するとき近くにある血管を引き寄せ栄養を取ろうとするためです。
特に子供や高齢者は免疫力が弱いためイボウイルスをもらいやすく感染しやすい。
また家蔵が1人でも感染すると 家族中にうつしてしまうケースが多くあります。

■イボの治療法
通常イボは飲み薬や塗り薬で治療します。

●暗示療法
治ると暗示をかけることで身体の自然治癒力が高まり、免疫力が上がることでイボの治療効果があるそうです。

●ハト麦茶
ハト麦に含まれるヨクインには免疫力を高め肌荒れを防ぐ働きがあります。