足の悩み・トラブル予防改善方法!開張足!

足の悩み・トラブル予防改善方法!開張足(かいちょうそく)足裏の筋肉が衰えると、踵・親指の付根・小指の付根の三点を結んだアーチ構造崩れ様々なトラブルを引き起こしやすくなります。指を動かし足裏を鍛えましょう

●外反母趾(がいはんぼし)
親指が小指側に15°以上傾いた状態。
●内反小趾(ないはんしょうし)
小指が親指側に傾いた状態。
●浮き指
浮き指とは、足の指が上向きに変形し地面につかない状態。
●タコ
部分的に皮膚が固く角質化する状態。
●魚の目
皮膚の中に芯が出る状態。
●巻き爪
爪が変形し皮膚に食い込んだ状態。

足の悩み・トラブルが起こると歩行などに影響が出て、膝関節・股関節・脊椎などのトラブルにつながることもあります。
また長期間足の悩みに見舞われている、とストレスに長期間さらされることにもなり、高血圧・動脈硬化・糖尿病など生活習慣病の引き金になる可能性があります。
足の悩みの多くは、足の筋肉「足の内在筋」の衰えが原因の一つにあります。
足の内在筋とは、足首より先にある12種類の筋肉の総称です。
内在筋は主に足裏にあって、縮んだり伸びたりすることで指を動かす働きがあります。
つまり足の指は足裏の筋肉によって動いています。

■足の構造
私達の足は踵(かかと)・親指の付根・小指の付根の三点を結んだアーチ構造になっています。
アーチは足裏の筋肉に支えられ、地面についた時に衝撃をやわらげるクッションの役目を果しています。
しかし足裏の筋肉が衰えると、支えを失ったアーチはつぶれてしまいます。
この状態を開張足(かいちょうそく)といい、親指から小指にかけてのアーチがつぶれた状態です。
アーチのない開張足(かいちょうそく)は骨や筋肉に衝撃が直接伝わり変形しやすくなってしまいます。
足の悩み・トラブルの元凶である開張足(かいちょうそく)には注意が必要です。

■開張足チェック法
●中指の付根にタコ
アーチがつぶれると中指の付根が常に地面と接触しタコが出来やすくなります。

●つまづきやすい
足裏の筋力が衰えると指で地面を強く蹴り出せないため歩く時に膝が上がりにくく、
何もないところでもつまづきやすくなります。

●靴の幅が窮屈(きゅうくつ)に感じる
アーチがつぶれると、そのぶん足の横幅が広がり靴が窮屈に感じられます。

2つ以上当てはまったら開張足の可能性があります。

■開張足(かいちょうそく)改善方法
まずは包装紙やチラシなどを用意します
それを足の下に敷き指の力でたぐり寄せます
最後は足の力を使い紙を丸めます
1日3回以上行うと効果的です
ポイントは指を使って出来るだけ小さく丸め込むことです
足裏の筋力強化には指を使うことが重要です

■正しい靴の履き方
脱いだり履いたりし易いからといって靴ひもを緩めたままで履くのはよくありません。
靴ひもがゆるんでいる靴では歩く際どうしても足が前後にづれてしまいます。
すると指もすべり地面を蹴るときに力が入らないため、足裏の筋肉をしっかり使うことが出来ません。
靴ひもはしっかり結んで固定し、指を使って歩くことが大切です。

■手軽にアーチを支える方法
長時間歩いたときに感じる足裏のだるさは筋肉が疲れているサインです。
不用なハンカチを用意して4等分に切り、そのうち2枚を使います
まず一枚を三角に3回折ります
もう一枚を三角に4回折ります
大きさの違う2種類の三角形を作ったら、長い辺を合わせて重ねます
それを内くるぶしの真下から指先へ1cm〜0.5cmの場所に三角の中心を当てて靴を履きます
これでくずれてきたアーチを支え疲労が軽くなります

■インソールでアーチを支える
通常私達は足の親指で蹴り出して歩いています。
そのため後ろから見ると靴の裏は真直ぐに見えます。
足の悩みやトラブルがあると傾いて見えます。
その人に合ったインソールを作ることで多くの足の悩みやトラブルが改善出来るそうです。

■靴外来
整形外科などで靴外来・フットケア外来を設けている病院が増えています。
靴やインソールを作るのに保健が適用される病院もあるそうです。