目の病気!糖尿病による眼底出血・加齢黄斑性変性。白内障(はくないしょう)緑内障(りょくないしょう)黄斑(おうはん)レーザー治療、光線力学療法、ゆがみなど見え方に変化があれば早めの眼科検診が大切です
■白内障(はくないしょう)
白内障(はくないしょう)は水晶体がにごって除々に見えなくなっていく病気です。
■緑内障(りょくないしょう)
緑内障(りょくないしょう)は、視神経のトラブルにより視力が落ちるというよりはむしろ視野が狭くなる病気です。
■黄斑(おうはん)
黄斑(おうはん)とは網膜の一番大事な場所で目の急所にあたります。
視力検査というのは黄斑の働きそのものを診る検査になります。
黄斑には形を見分ける細胞が集中しています。
網膜に写っている物全部を信号にして脳に送っている分けではなく、黄斑部分だけを細かく見てあとは大雑把にして脳に送っています。
この黄斑に影響を及ぼす原因は2つあります。
一つは出血にあり原因は糖尿病で、もう一つは黄斑の変形にあります。
■糖尿病による出血
網膜の細胞は目に見えた情報を電気信号に変換して脳に届く形にしてくれています。
網膜の細胞は毛細血管から酸素を得ることで活動しています。
しかし糖尿病になって血糖が増えてくると、毛細血管が詰まってしまうことがあります。
こうなると詰まった回りの健康な細胞が新しい血管を作ります。
これを新生血管(しんせいけっかん)と言います。
しかし新生血管は突貫工事で作ったボロボロの血管であり、血液を漏らしやすいばかりか破けやすくなっています。
そのため血液がどんどん漏れていくと除々に黄斑に迫っていきます。
■糖尿病による出血に対する治療方法
細胞がたくさんあるとたくさん新生血管を作っていってしまいます。
現在の治療では酸素不足におちいった一帯をレーザーで焼いていき新しい血管を作らせないようにしてしまいます。
黄斑は明るいところで物を見分ける細胞がたくさん集まっています。
しかしそのまわりの網膜のところには暗いところでよく働き細胞が多くあります。
レーザー治療はその黄斑のまわりの細胞になるので、治療後は暗いところで物が見ずらくなります。
糖尿病があっても目の症状が出てくるのが遅くなります。
自覚症状がないので眼科に行かない人が多くいます。
そういう人がある日突然視力が落ちてしまい重症な状態になってしまうことがよくあるそうです。
眼底出血は目の奥の方の出血なので、外から見ても出血しているかどうかは分かりません。
糖尿病があったら
年に一度は眼科で検査を受けることが大切です。
糖尿病の初期であればレーザー治療は必要なく、血糖のコントロールで小さな出血も消えたりするそうです。
ただある程度まで進行するとレーザー治療が必要になります。
■加齢黄斑性変性(かれいおうはんせいへんせい)
加齢黄斑性変性(かれいおうはんせいへんせい)は黄斑に起こってくる非常に恐い病気です。
加齢黄斑性変性が起きている人の黄斑には、新生血管が出来て血液が溜まり黄斑が変形してしまいます。
するとぼやけたり、ゆがんだり、欠けたりして見えてしまいます。
■加齢黄斑性変性に対する治療方法 光線力学療法
新生血管にだけ集まる性質の薬を点滴で投与します。
治療ではごく弱いレーザーを当てます。
すると薬は弱いレーザーに反応し新生血管だけを潰してくれます。
■加齢黄斑性変性になりやすい人
・50歳以上
・喫煙者
タバコを吸うと活性酸素が出やすくなり、活性酸素は新生血管が出来る要因でもあります。
健康診断の眼底検査では前段階の有無が分かります。
両目とも調べることが重要です。
ゆがみなど見え方に変化があれば早めの眼科検診が大切です。
眼の病気:白内障・緑内障・黄斑変性症
視力回復ツボ刺激で眼がみるみるよくなる