リラックス効果!フィトンチッド・高周波・海塩粒子・ヘルスツーリズム。旅先で感じるリラックス効果は人に聞こえない高周波。人にリラックス効果をもたらす森の香り成分フィトンチッド。海塩粒子にはミネラルが豊富
■ヘルスツーリズムによるリラックス健康効果
ヘルスツーリズム(旅による健康効果)とは、地形要素や転地療法、温泉療法などの医学的な要素と旅のレジャーとしての楽しみの要素を組み合わせて、効果的に健康になろうということです。
最近の研究では、旅先でのリラックスが免疫力アップや老化防止、ストレス低下、脳活性化などの様々な健康効果を引き出すことが分かってきています。
日本では100km以上の移動が健康効果が出るとされています。
100km以上移動すると気候が変わり日常の生活圏から完全に脱することが出来るとされています。
移動により環境が変わることがヘルスツーリズムによるリラックス効果のポイントです。
ヘルスツーリズムの推進に向けて
■高周波によるリラックス健康効果
うるさいとされる都会の環境音は森の環境音の1.5倍のうるささがありますが、都会の朝の住宅街では森の環境音程になります。
森の音には人に聞こえない高い周波数の音が多く含まれています。
この高周波が私達に心地良さを与えるとされています。
高周波を含む音を聞くとリラックスを示す脳はのα波が、低い音だけの周波数の音だけの場合と比べ、およそ4倍も多くなるそうです。
旅先で感じるリラックス効果の正体の一つは高周波にあります。
しかし高周波だけを聞いてもリラックス効果はないとも言われています。
可聴域の音(耳に聞こえる音)にも耳を傾けることにより高周波の効果も期待出来るそうです。
この高周波の音は自然の音の他にも琴や三味線、風鈴、人の歌声にも含まれています。
■フィトンチッドによるリラックス健康効果
一般的に都会と比べ、山や海は化学物質が少なく空気が浄化されています。
山の空気のおいしさは、人にリラックス効果をもたらすされている森の香り成分フィトンチッドにあります。
フィトンチッドは5月〜8月にかけて増加傾向にあります。
森の空気にフィトンチッドが多い時間帯は、気温の上昇が比較的ゆるやかな午前11時くらいまでです。
またフィトンチッドは地面の近くに溜まりやすいため、仰向けになって深呼吸するのもオススメです。
■海塩粒子(かいえんりゅうし)によるリラックス健康効果
海の空気のおいしさは海塩粒子(かいえんりゅうし)にあります。
海塩粒子には、体に必要なカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
この海の空気を吸うことで健康増進が期待できます。
塩分を含んだ大気成分を長く吸い続ける程ストレスの低下や免疫力の向上に役立つことが分かっています。
海塩粒子は、波しぶきの気泡がはじけることで海水の塩分が空気中に拡散されるので、海塩粒子をより多く浴びるには浜辺を歩くことが良いです。
浜辺を吹く風は、海から吹く海風と陸から吹く陸風に時間によって分かれています。
海風の方が海塩粒子をたくさん含んでいるので、海風の吹く時間を選んで歩くことがリラックスに効果的です。
海風と陸風の気象現象は、熱しにくく冷めにくい海と熱しやすく冷めやすい陸の特性の違いによるものです。
昼間は陸の空気が温められるので冷たい海の空気が陸へと流れ込み海風になり、逆に夜は陸風になります。
天気や地形により違いはありますが、一般的に気温が高くなる季節では朝早くから夕方遅くまで海風が吹き、海塩粒子を浴びるチャンスが増えます。
浜辺に出るときは、紫外線量が少ない朝方や夕方がオススメです。
■生体リズムとリラックス効果のタイミング
人間の生体リズムは午前中から午後3時〜6時に向けて上がっていきます。
体温も上がり代謝機能も上がっていきます。
午前中から午後3時頃までは生体リズムの上昇を助けるように積極的に体を動かすのが良く、反対に午後3時以降は体をリラックスさせるようにします。
こうした適度な刺激とリラックスが重要です。