フィトケミカル!活性酸素予防。野菜や植物性の食品に含まれる「色素」や「香り」といった成分。色の濃い野菜の方がより多くのフィトケミカルを含んでいます。1日トータルでより多くの色の野菜や果物を摂ることが大切
■フィトケミカルについて
フィトケミカルとはビタミンや食物繊維どうよう野菜や果物に豊富に含まれる栄養素の一つです。
中でもフィトケミカルは第7の栄養素として注目されている健康成分です。
細胞の中で発生する活性酸素は老化の引き金にもなっています。
フィトケミカルは血管のサビつきや細胞のサビつきを抑えることによって動脈硬化を抑える効果が期待され、体内の活性酸素を消去してくれる若さを保つ大切な栄養素です。
そもそもフィトケミカルとは、野菜や植物性の食品に含まれる「色素」や「香り」といった成分の総称です。
βカロテン、リコピン、ポリフェノール、イソフラボン、カプサイシンなどもフィトケミカルの一種であり、数千種類以上と言われています。
その主な役割は、ストレスによって過剰に発生する活性酸素を消去し、細胞のサビつきを抑えることです。
老化予防のポイントは活性酸素のコントロールにあります。
とくに食事でこの活性酸素を抑えるフィトケミカルを摂取することが一つのポイントになります。
フィトケミカルとは、そもそも野菜の自己防衛本能で生まれる成分です。
そのためフィトケミカルはより厳しい自然環境で育った野菜に多く含まれます。
■色の濃い野菜を選ぶ
フィトケミカルとは主に野菜の色素成分。
そのため色の濃い野菜の方がより多くのフィトケミカルを含んでいます。
■バランス良く7色摂取する
一種類のフィトケミカルだけをたくさん食べても効果はそれほど期待できません。
脳にいくものもあれば、目にいくものもあり、多くの色を食べることがポイントです。
フィトケミカルは種類によって役割が違うため全身くまなくその効果を得るには多くの色をバランスよく摂ることが必要です。
その目安となるのが、白・黄・黒・オレンジ・紫・赤・緑の7色です。
1日トータルでより多くの色の野菜や果物を摂ることが大切です。
健康のために必要な野菜の摂取量は1日350g。
しかし現実はおよそ280gで4色程度とされています。
■動物性食物にもフィトケミカルが含まれている
鮭の赤身はフィトケミカルの一種「アスタキサンチン」。
フィトケミカルは植物だけではなく、鮭をはじめイクラ、エビ、カニなどの数種類の動物性食品にも含まれています。
■乳製品と一緒に摂取する
乳製品というのはフィトケミカルの効果を相乗的に強める効果があります。
■皮ごと食べる
皮の部分はフィトケミカルの濃度が濃いので、皮ごと摂取すると効果が期待できます。
■柑橘類も一緒に摂る
活性酸素を消去する力が強い食材は「柑橘類」になります。
ポイントとしてはサビ取り効果の高い柑橘類を入れ、あとは色々な種類の野菜をバランスよく摂ることになります。
■フィトケミカルたっぷり野菜スープ
フィトケミカルは細かく切るほど溶け出しやすくなり、無駄のない摂取になります。
咀嚼の健康効果を得るにもおよそ野菜の大きさは5ミリ角がオススメの大きさです。
<材料4人分>
パプリカ(赤・黄・オレンジ) 各1個
ピーマン 1個
カブ 1個
レモンの皮 適量
黒コショウ 少々
塩 少々
ベーコン 2枚
オリーブオイル 適量
水 800cc
まず野菜を5ミリ角の大きさに切ります
フィトケミカルを含むオリーブオイルでベーコンを軽く炒めます
その後切った野菜を加えさらに炒めます
野菜に火が通ったら水を加え中火で加熱します
野菜が柔らかくなったら塩コショウで味を調えます
香り付けにレモンの皮を入れ軽くまぜれば出来上がりです
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