5年熟成の赤ワインのポリフェノールで抗酸化力アップ!赤ワインのレスベラトロールで長寿遺伝子を活性化

赤ワインにはポリフェノール、有機酸、カリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれています。
ポリフェノールに抗酸化作用があり、有機酸には腸内環境や肌の状態が良くなる効果があり、カリウムには余分な水分や老廃物を排出する効果があり、カルシウムやマグネシウムには骨を強化する効果があります。
また赤ワインに含まれるレスベラトロールには長寿遺伝子を活性化する効果があり若返り効果も期待できます。

■ワインの健康効果
●ワインのポリフェノールの抗酸化作用

ポリフェノールとは、植物が紫外線や外敵などから身を守るために作る抗酸化物質をいい、色素・渋み・苦味となって現れます。
身体のサビとは、酸素の一部が体内で活性酸素となり細胞を酸化させることをいいます。
ポリフェノールは酸素と結合しやすいため、活性酸素を中和してサビつきを抑えてくれます。
ブドウは抗酸化を皮と種に多く含んでいます。
そのためブドウを丸ごと発酵させる赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれています。

●ワインの有機酸が腸内環境や肌の状態が良くなる
ワインの中には有機酸という物質が多く含まれています。
有機酸は代謝にとって重要な働きをしていて、腸内環境を整えてくれたり肌の状態が良くなります。

●ワインのカリウムが余分な水分や老廃物を排出
ワインに豊富に含まれるカリウムには利尿作用があり、余分な水分や老廃物を排出する働きがあります。

●ワインのカルシウムやマグネシウムが骨を強化
ワインに豊富に含まれるカルシウムやマグネシウムが骨の強化につながります。

■熟成させるとポリフェノールの抗酸化力が強くなる
ワインを熟成させるとポリフェノールが重合(じゅうごう)という変化をしてきます。
するとポリフェノール同士が鎖のように連なりサビつきを防ぐ抗酸化力が強くなります。
熟成期間が5年ものぐらいが一番健康効果が高く吸収率もよいといわれています。

■赤ワインのレスベラトロールで長寿遺伝子を活性化
レスベラトロールというポリフェノールは長寿遺伝子を活性化することができるといわれています。
長寿遺伝子は細胞の老化を遅らせ若さを保つといわれています。
長寿遺伝子は全ての人が持っていますが、普段はオフの状態になっています。
スイッチをオンにするのはカロリー制限や適度な運動が必要となります。
赤ワインに含まれるレスベラトロールによっても長寿遺伝子を活性化するといわれています。
レスベラトロールは落花生の薄皮にも含まれています。

■ワインと共にチーズ・ナッツ・オリーブ・生ハムを摂り健康効果アップ
ワインとチーズは共に発酵の過程でタンパク質がアミノ酸に分解されますが成分はそれぞれ異なります。
ワインとチーズを両方食べるとより多くのアミノ酸を摂取でき、皮膚や内臓、筋肉など全身の代謝が活性化します。
その他にもナッツやオリーブにはそれぞれの油に抗炎症作用があり、ワインの抗酸化力とあいまって動脈硬化予防に効果的です。
また生ハムには豚肉に豊富に含まれるビタミンB群によってアルコールの分解を促してくれる働きがあります。

■加熱してもポリフェノールの健康効果は残る
ワインの栄養成分や健康効果は熱に強く、多くのポリフェノールなども加熱調理の中で効果が残るそうです。
調理にワインを使うというのは優れた調理法ともいえます。
お酒に弱い人はむしろ調理に使って摂るとよいそうです。