■グリンピースについて
グリンピースはビタミンCや食物繊維が豊富な食材です。
しかしグリンピースは食べ残されてしまいがちな食材でもあり、あってもなくてもよい食材と想われがちです。
グリンピースは元々は「さやえんどう」が育ったものです。
さやを丸ごと食べるのが「さやえんどう」
少し育った中の実を食べるのが「グリンピース」になります。
現在は「さやえんどう」「グリンピース」それぞれに適した品種が使われています。
グリンピースは3月〜5月が収穫の最盛期になります。
■グリンピースの旨味や甘味がデンプンやタンパク質に変化
グリンピースには葉っぱなどで作られる甘味と旨味が溜まっていきますが、熟す程に甘味はデンプンに、旨味はタンパク質に変わってしまいます。
グリンピースは発芽に備えてデンプンやタンパク質に変化してしまいます。
そしてデンプンやタンパク質への変化が進むと味は感じにくくなってしまいます。
収穫後も常温に置いておくと、旨味は2日で約1/3に減り、5日経つと約90%も減ってしまいます。
旨味や甘味が詰まった変化する前の状態で切り取られても、グリンピースは大急ぎで発芽に備えようとデンプンやタンパク質に変化してしまいます。
出荷場では箱詰めされたらすぐに冷蔵庫に入れられます。
温度はおよそ5℃で出来る限り市場まで鮮度が落ちないようにされています。
■グリンピースを美味しく食べるポイント
・なるべく「さや」つきで
・購入後は冷蔵庫で保存(できればチルド室で保存)
・一刻も早く食べる
■美味しいグリンピースご飯の作り方
<材料>
米:2合
塩:5g
グリンピース:100g〜150g
米2合に対して塩5gを入れて炊いておきます。
フードプロセッサで生のグリンピースを10秒〜15秒ほど粉砕します(ご飯粒程の大きさに)。
炊き上がったご飯に入れ、かき混ぜてフタをして10分蒸らします。
■菜の花のグリンピースあんかけ
<材料 2人分>
菜の花:70g
グリンピース:50g(フードプロセッサで粉砕しておく)
ごま油:大さじ1
水:100ml
片栗粉:6g
昆布茶:2g
菜の花を魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼きます。
フライパンを火にかけ、砕いたグリンピースとごま油を入れ加熱。
軽く混ぜたらフタをして中火で2分ほど蒸し焼きします。
お水に片栗粉を溶き昆布茶を加えます。
これをフライパンに混ぜてすぐにかき混ぜます。
混ぜたら火を止め1分蒸らします。
菜の花を適度な大きさに切り、その上にかければ出来上がりです。
■グリンピースグラタン
<材料 2人分>
ごま油:小さじ2
グリンピース:60g(フードプロセッサで粉砕しておく)
卵:1/2個
牛乳:70ml
塩:1つまみ
マヨネーズ:10g
容器にごま油を小さじ1ずつ入れ、砕いたグリンピースを30gずつ入れます。
ボウルに卵・牛乳・塩を入れ混ぜて容器に加えます。
その上にマヨネーズを入れます。
予熱したオーブントースターで焼きます(目安は6分)。
表面に焦げ目がつけばOKです。
■グリンピースのかきあげ
<材料 2人分>
小麦粉:60g
水:60ml
えのき:1cmの大きさに切ったもの
グリンピース:70g(フードプロセッサで粉砕しておく)
ボウルに小麦粉と水を入れ軽く混ぜます。
えのきと砕いたグリンピースを加え混ぜます。
食べやすい大きさにして180℃の油で揚げます。
表面が色付けばOKです。
お好みで塩をふって出来上がりです。