美味しい かぶの料理方法!かぶの調理の仕方・レンジアップについて!

■かぶとダイコンの違い
大根は成長するときに土の中をドリルのように掘って進みます。
そのために傷ついて細菌などが入ってくる恐れがあります。
それに備えて身を守るために酵素をたくさんもっています。
実はその酵素が辛味を作っているためダイコンは辛くなります。
一方かぶは土の中を掘りすすむ分けではなく、辛味を作る酵素も構造上弱く、辛味としても弱いものしか持ち合わせていません。
結果かぶはダイコンに比べて味にくせがありません。

■かぶについて
いま日本中には かぶだけで約80種類もあるそうです。
私達が食べている かぶの部分は胚軸(はいじく)と呼ばれる部分で、茎と根っこの間を指す言葉です。
土を押しのけて進むダイコンの細胞壁は分厚く頑丈ですが、かぶは細胞壁が薄くもろいデリケートな食材になっています。
そのためにちょっと煮過ぎても煮崩れて、ぐずぐずになってしまいます。
かぶ本来の美味しさというのは、溢れ出るみずみずしさとそこはかとない上品な甘さになります。

■美味しい かぶ料理のためにペクチンエステラーゼ酵素を利用する
かぶには細胞を固くする「ペクチンエステラーゼ」という酵素があります。
このカブのペクチンエステラーゼ酵素は、加熱されたときに60℃前後で働き始める性質を持っています。
ペクチンエステラーゼを利用して外側だけ固くして内側に十分に火を通すと、中だけ細胞壁が壊れてみずみずしさや甘さが感じられやすい状態になります。

■かぶのレンジアップ
8等分したカブを沸騰したお湯に入れます。
そして待つこと50秒したらすぐに取り出し、このまま5分置いておきます。
その間にペクチンエステラーゼが働いて外側がしっかり固くなります。
そのあと電子レンジに入れて加熱します。
このレンジアップしたカブを料理に使う場合は、最後の最後に入れてさっと混ぜるだけで加熱しない方が良いそうです。

■美味しい かぶの調理方法
水1Lに10gの食塩を入れて沸騰したらカブを入れ50秒湯がきます。
お湯から出して5分置いておきます。
電子レンジでラップをかけて(600W)で1分10秒〜20秒加熱すればカブの下ごしらがえ完成です。
あとはこの下ごしらえしたカブにアレンジを加えるだけで、美味しい かぶ料理が出来ます。


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