美味しい氷りの作り方!過冷却水、ムペンバ効果!

美味しい氷りの作り方!過冷却水、ムペンバ効果について
プロが氷りを作るとき、塩水で冷やした水の上で容器に入れた水を冷やして作ります。
ゆっくり時間をかけて均等に凍らして氷りを作ります。
一般の冷凍庫では-20℃ほどで氷りを作りますが、プロは-9℃ほどでゆっくり時間をかけて作っていきます。

■ゆっくり凍らせると美味しい氷りが出来る
ゆっくり凍らせるとミネラルなどの不純物のほか、空気や塩素ガスなども抜けていきます。
家庭の冷蔵庫で急速に氷りを作った場合、水分子が集まり始めていく途中で不純物を閉じ込めたまま凍っていきます。
じっくりゆっくり凍らせた場合、水分子はゆっくり集まり始めますが不純物をよけ水分子同士がきちんと集まっていきます。
つまりゆっくり冷やすと不純物を一ケ所においやり易くなります。

■美味しい氷りの作り方
製氷皿に水を入れ、さらにポリ袋に入れます
その上からタオルにくるんで冷凍庫へ入れます
おいしい氷りはゆっくり冷やすとできやすくなり、さらには溶けにくい氷りにもなります

■ムペンバ効果について
通常お湯から粗熱をとってから冷蔵庫で冷やしますが、お湯から粗熱をとらず高い温度のまま冷蔵庫で冷やした方が早く冷えていきます。
これをムペンバ効果といい、水よりお湯の方が早く冷えることをいいます。
20℃までは凍るまでの時間は長くなりますが、20℃以上のお湯は温度が高くなる程早く凍っていきます。
20℃のお湯が凍るのに100分かかるのに、100℃のお湯は30分ほどになります。

■過冷却(かれいきゃく)について
水はゆっくり静かに冷やされると凍るのことを忘れて液体のままでいます。
これを過冷却(かれいきゃく)といいます。
過冷却(かれいきゃく)のとき水分子はとても不安定な状態です。
ここに衝撃を与えると水分子は手をつなぐことを思い出し瞬間的に凍ります。

■美味しい氷りのミルフィーユの作り方
熱を通しにくい容器(木の椀など)を使います
作り方はジュースを注いでフタをせずにそのまま冷凍庫で凍らせます
2時間もすると美味しい氷りのミルフィーユができます

冷凍庫に熱を通しにくい容器を入れると、直接冷気に触れるのは上だけになります。
氷りは冷やされた方向にそっと出来ていくため、上から下へと縦にきれいな層を作ります。

■冷たく美味しい過冷却水の作り方
ペットボトルの中に水を入れ、まわりに氷りを敷き詰めます
氷りの上に塩(氷りの重さの2倍が目安)をたっぷりまきます
1時間ほどで過冷却水が出来ます
レモンやライムのスライスを凍らせグラスに入れておき、その上に過冷却水を注ぎます。

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