ひざの痛み改善法、足スライド運動・お皿ストレッチでひざの痛み改善

■ひざの痛みはNF-Kappa B(エヌエフ・カッパ・ビー)が原因
ひざは関節のところが袋状の膜で覆われています。
膜の中は太ももの骨と脛の骨があり、それぞれの骨の先の軟骨の部分が加齢などにより剥がれていきます。
ひざ関節の軟骨が剥がれ、その破片が関節の袋に刺さると、免疫を司るNF-Kappa B(エヌエフ・カッパ・ビー)がその破片を敵とみなします。
このNF-Kappa B(エヌエフ・カッパ・ビー)が過剰に活性化すると、ひざの痛みが起こります。
炎症を抑える適度な運動は、あくまでも穏やかな運動が基本となります。
それが関節症の炎症の痛みを取る有効な方法になります。

■足スライド運動でひざの痛み改善
イスに浅く腰掛けます。
片足ずつゆっくり前後にスライドしていきます。
5秒程で前後に1往復する程度で行います。
つま先やカカトの状態は自由で、ひざをゆっくり動かすことがひざの痛み改善ポイントです。
10往復を1セットとして、朝と夕の1日2回に3セット行います。
痛くない範囲であれば1日3回でもかまいません。
変形性膝関節症の人のひざの痛み改善効果が期待できます。

■ひざのコリがひざの痛みの原因
変形性膝関節症の人だと思われている人の中に、実は変形性膝関節症がひざの痛みの原因はない人がいます。
ひざのお皿は周りからたくさんの筋肉や靭帯によってつながれています。
私達のひざには動作によって体重の3倍〜7倍の重さがかかっています。
それを受け止めているのが筋肉や靭帯になります。
そのためものすごくストレスにさらされていて、血行も悪くなりやすいし、コリやすくもなっています。

■お皿ストレッチでひざの痛み改善
床に足を伸ばして座り、力を抜きます。
上下左右斜めに5秒ずつお皿を押し、お皿の周りの筋肉や靭帯をストレッチします。
痛い場所があったらそこを重点的にストレッチします。
1回3分くらいを朝晩の2回行います。
ひざが赤く腫れていたり、ケガなどの人は行わないようにしましょう。

■ひざの痛み改善には運動の習慣を付けることが大切
ひざの上にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が弱ってくると、ひざの痛みが起こりやすくなります。
この筋肉をしっかりつけてあげることが、ひざの痛み予防に大切になります。