緑内障は早期に発見して早期に治療を行うことが大切!

緑内障とは見える範囲や視野が除々に欠けてしまう病気です。自覚症状がなく進行が非常に緩やかなので視野の欠けが気付きづらいとされています。緑内障は脳の補完機能で気付きにくい。緑内障の進行は薬で止まる。

■緑内障(りょくないしょう)とは
緑内障(りょくないしょう)とは、目の奥にある神経が何らかの原因で壊され、見える範囲や視野が除々に欠けてしまう病気です。
緑内障が進行すると失明してしまう危険性があります。

■緑内障は初期に自覚症状がない
緑内障は初期には自覚症状がないため、自分で気付くことが難しいとされています。
緑内障は視野が欠けてくる病気ですが人間の眼は両方にあるので、片目で発症しても、もう片方の目が補ってしまうので特に気付きづらくなってしまいます。
緑内障は進行が非常に緩やかなので、数年、数十年かかって少しずつ視野が欠けてくるので、気付きづらいとされています。

■緑内障は早期発見早期治療が大切
緑内障は日本で失明率が第1位の病気です。
いったん視野がなくなると、それを取り返す治療法はありません。
そのため緑内障は早く見つけることが大切になります。
緑内障の進行を止める薬は多くあります。
緑内障は初期に見つけることが重要になります。

■緑内障になりやすい要因
・加齢
・近視が強い人
・片頭痛持ちで一時的に見にくくなる人
片頭痛持ちの人は、脳の血流と視神経の関係から眼の病気を起こしやすい可能性があります。

■緑内障チェック
一つでも当てはまれば緑内障の可能性があり、将来失明する危険性があります。

●忘れ物が増えた
視野が欠けていると気付かないため、物を置いたことじたい忘れてしまうことが多くなってしまいます。
見えないために忘れていってしまいます。

●よく人にぶつかるようになった
一部視野が欠けていると脳が気付かないためです。

●コップにお茶などが上手く注げない時がある
コップにお茶などを注ぐには両目で遠近感がないといけません。

■脳の補完機能
緑内障の発症に気付かない理由は、症状の進行が遅い事と同時に、脳が見えない部分を自然と補ってしまうからです。
脳が補う作業の中には、今見えている事象以外に時間軸の補完も行っています。
代表的なのがパラパラマンガです。

■緑内障の予防
緑内障の原因ははっきりとは分かっていませんが、酸化ストレスがいわれています。
酸化ストレスは体が酸化することで、老化や動脈硬化の他、様々な病気を引き起こす状態をいいます。

■八味地黄丸(はちみじおうがん)が緑内障に効果的
漢方薬の一つ八味地黄丸(はちみじおうがん)は、眼の血流を改善し、眼のかすみ、疲れ、視力を向上させる効果があるといわれています。

■緑内障の治療
緑内障の治療には、眼科でしっかり診断してもらうことが大切です。
緑内障は自覚症状が出てから行ったのでは遅く、視野検査で問題が見つかった時には視神経の70%が死んでいるといわれています。
緑内障の治療は、早期に発見して早期に治療を行うことが大切になります。
40歳以上になったら眼科の専門医の診断を1度受けることが大切です。