しなやかな血管!ストレッチで血管を柔らかくする、動脈硬化を予防!

血管は加齢とともに老化し動脈硬化が進行していきます。血管はストレッチすることでしなやかな血管にすることが可能。長く続けることで様々な健康効果に。血管をしなやかにすることで動脈硬化予防にもなる。

■しなやかな血管とは
しなやかな血管とは、柔らかく弾力のある血管のことをいいます。
人は年を重ねるとともに身体の老化が進行していきます。
そのため血管も同じように老化していきます。
血管の老化とは血管のしなやかさが失われて硬くなってしまうことをいい、これを動脈硬化といいます。
動脈硬化は30歳くらいから始まるとされています。

■動脈硬化の原因
 ・加齢
 ・運動不足
 ・喫煙
 ・ストレス
 ・睡眠不足

■血管の老化
血管は酸素や栄養素体中に送る重要な役割を果たしています。
血管が衰えていくと機能が低下し、ひどくなると脳卒中や心筋梗塞、狭心症という命に関わるような病気につながっていく危険性があります。

■ストレッチで血管がしなやかになる
近年、ストレッチなどの運動をすることによって硬くなった血管をしなやかにすることができることが分かってきています。
ストレッチで血管がしなやかになる原因は2つあります。
一つは、ストレッチを行うと交感神経という神経の活動が低下をし、全身がリラックスすることによって血管も同時に柔らかくなることが起こります。
もう一つは、そのことによって血流が良くなり、血管拡張物質という血管をひろげてしなやかにしてくれる物質が出てくるためです。
2〜3ヶ月程ストレッチを行うと、動脈が柔らかくなってくると考えられています。
ストレッチを1週間程行うと自律神経が整ってきます。
ストレッチ行って1ヶ月程経つと、血流が良くなり少し血管がしなやかになります。
ストレッチ行って3ヶ月程経つと、血圧も下がる効果が期待できます。

■血管がしなやかにするストレッチ
しっかりとしたイスとタオルを用意します。
ストレッチは筋肉が温まっているときに行うとより効果的です。

●胸反らしストレッチで血管をしなやかにする
イスに深く腰掛けます。
ヒジが90度くらいに曲がる程度まで手を上に上げて指を楽にひろげます。
この状態から胸を反らして頭を天井に向けて後ろに反ります。
お腹を少し前に出すような意識で行います。
呼吸はゆっくり鼻から吸って、口からゆっくり吐きます。
力を抜いてリラックスし、痛くない程度に伸ばします。
ゆっくり戻します。
この動作がきつい人は、手をモモの上に置いたまま頭を上に向けて胸を反らしてストレッチします。
20〜30秒くらいを1セットとし、1日3セット行います。

●太ももストレッチで血管をしなやかにする
イスに深く腰掛けます。
右足のかかとを左足のヒザの上あたりに乗せます。
この状態で右ヒザを少し下に下ろします。
体をゆっくり少し前に倒します。
この ストレッチで曲げてる方のおしりの外側が伸びてきます。
身体のかたい人は、体を前に倒さなくてもストレッチ効果があります。
左右各20〜30秒くらいを1セットとし、1日3セット行います。

●足首立てストレッチで血管をしなやかにする
イスに浅く腰掛けます。
片足を前に伸ばし、 体を少し前に倒します。
さらにつま先を上に立てます。
ストレッチで太ももの先の動脈をしっかり伸ばすことができます。
さらにはタオルを少し長めに持ち、つま先にかけます。
この状態で少し手前に引き体を倒します。
タオルを使って体を倒すと、少し楽にストレッチができます。
左右各20〜30秒くらいを1セットとし、1日3セット行います。

●体側伸ばしストレッチで血管をしなやかにする
イスに深く腰掛けます。
手を頭の上で組みます。
背もたれに背中をしっかりくっ付けて体を右に倒します。
お尻を上げないで真横に体を倒すことがポイントです。
さらにはタオルを使うと効果がアップします。
タオル肩幅ぐらいで持ちます。
タオルを頭の上に持って行き体を横に倒します。
その状態からタオルを少し下に引っ張るとさらに伸びます。
左右各20〜30秒くらいを1セットとし、1日3セット行います。