口臭予防対策!舌扁桃炎・膿栓・舌苔・歯周病が原因!

口臭予防対策!舌扁桃炎・膿栓・舌苔・歯周病が原因。口臭が発生する2大原因は「歯周病」と「口の不潔さ」普段からよくうがいをする。鼻炎の人は耳鼻科で治療する。日頃からよく噛んで唾液を出す。水で手軽に口臭予防

■口の中の口臭の原因
口の中で口臭が発生する2大原因は「歯周病」と「口の不潔さ」です。
歯や舌に付着した汚れなどが原因で細菌が繁殖し臭いを発生させます。

■舌扁桃炎(ぜつへんとうえん)が口臭の原因になる
舌扁桃炎(ぜつへんとうえん)とは、ノドの奥の付け根にある舌扁桃(ぜつへんとう)といわれる免疫器官に炎症が起きてしまう病です。
近年、中高年の女性を中心に患者が増え、年間30万人以上が舌扁桃炎(ぜつへんとうえん)を患っていると考えられています。
その最も大きな原因カゼです。
カゼをしっかり治しきらない結果起こってしまいます。
カゼをひくと知らず知らずのうちに鼻水がノドの奥に垂れて舌扁桃(ぜつへんとう)に付着します。
それが長期間繰り返されると鼻水に含まれる細菌で舌扁桃(ぜつへんとう)が炎症を引き起こしてしまいます。
炎症とは白血球が細菌等と戦うことで起こる免疫反応です。
その結果白血球や細菌の死骸が粘膜に付着し、それが臭いを発生します。
扁桃(へんとう)やノドの炎症が起こるだけで口臭はふだんより強くなります。

■膿栓(のうせん)が口臭の原因になる
そもそも舌扁桃には、細菌をたくさん捕らえるために表面に陰窩(いんか)と呼ばれる小さなくぼみが無数に開いています。
ところが慢性的に炎症が続くと、この陰窩(いんか)に白血球や細菌の死骸などが詰まってしまいます。
これが膿栓(のうせん)と呼ばれるもので、ドブのような強烈な臭いを発します。

■口以外の病が口臭の原因に
人の嗅覚は臭いの刺激にすぐ慣れてしまうという特徴があるため、常に起きている口の臭いは感じることができません。
口臭の9割は歯周病・進行した虫歯・溜まった歯垢など原因は口の中にありますが、喉の病・糖尿病・肝硬変・腎臓病など他の病のサインとなっている場合もあります。
だからこそ口のケアをしても治らない口臭は注意が必要です。

■ノドが原因の口臭の対処法
・普段からよくうがいをする
・鼻炎の人は耳鼻科で治療する

■舌苔(ぜったい)が口臭の原因になる
口の不潔さで出る口臭の原因には舌苔(ぜったい)があります。
舌苔(せったい)とは、舌の表面に出来る白い苔のようなもので、舌の表面に食べ物のカス・口の中の上皮が剥がれた物・細菌などが溜まったものになります。
それがたくさん付くと臭いの原因となります。

■舌苔(ぜったい)の対処法
日頃から歯磨きやうがいをすると舌苔(ぜったい)が増えにくくなります。
舌苔(ぜったい)クリーナーで舌を磨くのも効果的です。
ただしやり過ぎると舌の表面が傷つくので、傷つけないように磨くことが大切です。

■軟らかい食べ物が口臭の原因になる
舌苔(ぜったい)は、通常であれば食べ物や唾液である程度洗い流されます。
しかし軟らかい食べ物ばかり食べていると噛む回数が少なくなるため、十分な唾液が出ずに舌苔(ぜったい)が溜まる要因となります。
さらに唾液には、口の中の雑菌を殺菌する作用や口の粘膜を潤し乾燥から守るという作用もあるため、唾液が減ると口臭の大きな原因にもなります。
唾液が出にくい高齢者や食欲不振の人は舌苔(ぜったい)が溜まりやすいので、口臭対策のためにも日頃からよく噛むことを心掛けることが大切です。

■アゴを動かし口臭予防
唾液を分泌させる良い方法は、アゴを動かす運動が効果的です。
歯を噛んで口の形を「イー」「ウー」とすると良いそうです。
1セット10回、1日2セット行うと効果的です。

■口臭が気になったときの手軽な対処法
唾液と同じく水分を摂れば口臭の原因である口の中の雑菌や汚れを洗い流すことが出来ます。
口臭が気になったときには、ただの水を飲むのが最も手軽に効果的に口臭対策になります。
水は無味無臭なので口の中の汚れを効果的に洗い流してくれます。