みそ汁健康法、味噌の発酵食品で高血圧予防、スペシャル健康味噌の作り方、疲労回復、脳を活性化、がん予防

■味噌の健康効果
食卓塩を取り過ぎると高血圧になりますが、食卓塩と同量の塩分を味噌から摂取しても血圧は上昇しないという研究報告もあります。
味噌は大豆や塩に麹を加えて発酵させるため約1500種類の成分が含まれています。
その中に腎臓から食塩を排出する成分があることが発見されています。
日本人が摂取する塩分量は諸外国よりも高いですが、血圧はかなり低いといわれています。
味噌などの発酵食品を多く食べているからだといわれています。
味噌には血圧上昇や胃がんを抑制する効果のあることが実証されています。

みそ汁を飲まない人に比べて1日2杯以上飲む人は高血圧になるリスクが約80%も低いことが判明しています。

■赤味噌と白味噌について
赤味噌にはメラノイジンという抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。
白味噌にはストレスを軽減してくれるGABAが豊富に含まれています。

■スペシャル健康味噌の作り方
赤味噌、白味噌、すりおろしたタマネギ、リンゴ酢を用意し、これを泡だて器で混ぜ合わせればスペシャル味噌の出来上がりです。
タマネギには腸内環境を整えるオリゴ糖が豊富に含まれています。
リンゴ酢に含まれるグルコン酸は腸内の善玉菌のエサになります。

1日1杯、朝でも夜でも時間があるときに摂ると良いです。
できれば最初にみそ汁を飲み、その後にご飯やおかずを食べると血糖値が上がるのを抑えてくれます。

スペシャル健康味噌で作ったみそ汁(具なし)を少し深めの製氷器に入れて冷凍庫に入れておくと約3時間ほどで固まります。
この状態で2週間くらい保存が可能です。

■疲労回復みそ汁
ショウガを入れた水に千切りにしたベーコンとニンジンを入れて沸騰させ1分ほど加熱します。
そこにたっぷりのニラを加えて煮込みます。
ここへスペシャル健康味噌を加えて溶かします。
ベーコンのビタミンB1には疲労回復効果があり、ニラに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収を高めてくれます。

■脳を活性化するみそ汁
水を入れた鍋に酒、千切りにしたショウガ、適度の大きさに切ったタマネギを入れてひと煮立ちさせます。
ここに適度の大きさに切ったマグロを加えてタマネギがやわらかくなるまで約5分ほど煮込みます。
ここへスペシャル健康味噌を加えて溶かします。
マグロには脳の老化予防作用があるDHA(ドコサヘキサエン酸)、脳の健康維持に重要なEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。

■がん予防みそ汁
水を入れた鍋にヘタをくり抜いたトマトを入れ、やわらかくなるまで約10分加熱します。
ここへスペシャル健康味噌を加えて溶かします。
食べるときにオリーブオイルを垂らすと洋風スープのような味になります。
トマトにはがんの原因となる活性酸素を抑制するリコピンが豊富に含まれています。
トマトは生よりも加熱した方がリコピンの吸収率がアップします。
オリーブオイルのオレイン酸には動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす働きが期待できます。

■みそ汁の具に良い食材
アボカドに含まれるオレイン酸にはコレステロールの低下や抗酸化作用があります。
パプリカに含まれるカロテノイドには老化を食い止める抗酸化作用があります。
エビに含まれるタウリンには高血圧抑制効果が期待できます。
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸には疲労回復効果があります。
サツマイモに含まれるギャラピンには腸のぜん動運動を促進し便秘改善効果が期待できます。

■活性酸素
疲れてくると活性酸素が増えてて正常な細胞や遺伝子を攻撃してがんになるリスクが高まります。
またシミやシワの原因にもなります。
活性酸素はちょっとした生活習慣を変えるだけで変化しやすいので、1週間生活習慣などを改善すると良いですす。