アニマルセラピーで生活習慣病の予防、「心地良さ」でオキシトシンを分泌、動物、ぬいぐるみ

アニマルセラピーによる動物との触れ合いで分泌されるオキシトシンには様々な健康効果があります。
オキシトシンは「心地良さ」を感じることが大切とされています。

■アニマルセラピーの健康効果
動物は可愛いだけではなく身体に良い影響を与える効果があると注目されています。
アニマルセラピーとは動物の力を借りて病気を治す方法をいいます。

■オキシトシンの分泌が生活習慣病の予防につながる
コルチゾールとはストレスを感じると分泌されるホルモンで過剰な分泌は高血圧・高血糖を招き、心臓病や糖尿病などのリスクを高めて進行を早めたりしてしまいます。
しかし動物と触れ合うことで脳からオキシトシンが分泌されるとコルチゾールの量が抑えられて心臓病・糖尿病などの生活習慣病の予防につながると考えられています。
さらにオキシトシンは年齢に関係なく分泌量は変わりません。
そのため高齢者でも動物と触れ合えば効果を十分得られます。
犬を飼っている人はそうでない人と比べて心臓病による死亡リスクが36%も減少するという報告もあります。

■感情の出し方がポイント
オキシトシンの分泌に大切なのは感情を抑えず表に出して動物と接することです。
ペットを飼ったことがない人でも動物に慣れていけばアニマルセラピーの効果が期待できます。

■アニマルセラピーによる認知症やうつ病の予防効果
オキシトシンが増えると愛情や信頼感が増して人同士の絆が深まるメリットがあります。
するとコミュニケーションなども増えてきて認知症やうつ病の予防効果が期待できます。

■「心地良さ」を感じることがポイント
オキシトシンの分泌には「心地良さ」を感じることが絶対条件になります。
心地良く動物と触れ合う触覚が脳の刺激となり、よりオキシトシンが分泌されます。
触れ合わなくても慣れ親しんだペットと映像を介して触れ合ってもオキシトシンが分泌されます。
心地良いとかんじれば写真や動画でもオキシトシンは分泌されます。
さらにはぬいぐるみでも効果が期待でき、見た目や触り心地から心地良さを実感できれば動物が苦手な人でもオススメです。

■介助犬
介助犬とは手足に障害がある人の日常生活をサポートするために特別な訓練を受けた犬のことをいいます。
利用者に合わせて訓練され日常生活をサポートしてくれます。
介助犬は遊び感覚で利用者をサポートするので利用者は精神面での負担が少ない。
介助犬が利用できる人は、18〜50歳代、障害者手帳を持ち、本人が自立と社会参加を目標としている人が対象になります。

■盲導犬
目が不自由な人をサポート。

■聴導犬
耳が不自由な人をサポート。