●紫外線について
紫外線は5月頃から上昇し9月までは要注意です。
1日の内では、朝9時頃から午後3時頃まで多量に降り注がれています。
太陽から直接浴びるものだけではなく、様々なものに反射してくる紫外線にも注意が必要です。
紫外線は噴水などの水面やコンクリート、芝生や土にも反射します。
街中では特に白い建物に反射しやすく、工事現場の白壁にも注意が必要です。
■紫外線とメラノサイト
肌が紫外線を受けると表皮の一番下にあるメラノサイト細胞が活性化します。
メラニンという黒い色素を分泌して肌を黒くします。
通常メラニンは一定期間経つと生成されなくなり、自然と剥がれ落ちるのでシミにはなりません。
しかし紫外線を浴び続けるとメラノサイトに異常が起こりメラニンが過剰に分泌され、いつしかシミになってしまいます。
■紫外線とシワ血管
肌が紫外線を浴びると体内の機能バランスが崩れ、新たな血管が発生します。
この血管が出来ると血管内を通り「エラスターゼ」という酵素が排出され、肌のハリや弾力を保つ物質を破壊してしまいます。
このためその状態が続くと深いシワが出来てしまいます。
紫外線をわずか30〜40分浴びただけでシワ血管が発生します。
予防法はシミと同様に紫外線を頻繁に浴びないことです。
■UVカット加工のサングラスで紫外線予防
目から吸収した紫外線もシミの原因になる恐れがあるので、サングラスが効果的。
サングラスはUVカット加工が施されているものを選びましょう。
加工無しの色の濃いサングラスは瞳孔を開き、逆に紫外線を多く吸収してしまいます。
■帽子で紫外線予防
紫外線予防の帽子選びのポイントはツバの長さです。
ツバが7cm以上あるものを選びましょう。
紫外線は頭皮も日焼けさせるので、頭が隠れる物の方がよいです。
■「UVB」と「UVA」
紫外線は波長の長さの違いで、主に「UVB」と「UVA」に分けられます。
UVBには量が少ないが肌へのダメージを与える力が強く、UVAには肌へのダメージを与える力は弱いが量が多いという特徴があります。
日焼け止めなどに表示されているSPFとはUVBの影響を防ぐ効果を表した数値です。
例えばSPF値50なら、何も塗っていないときよりも約5倍の時間日焼けせずにいらえるとされています。
一方UVAを防ぐ効果はpAと表示され「+」ークが多い程効果があります。
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