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頭痛と腎臓病、慢性腎臓病による貧血・むくみ・嘔吐・視野障害!
■頭痛と腎臓病
日本人の5人に1人が頭痛で悩んでいるといわれています。
頭全体が締め付けられるような頭痛もあれば、ズキズキと片側だけが痛む頭痛もあります。
ただし痛む場所を押さえると痛みが治まる頭痛は、慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)の可能性があるので注意が必要といわれています。

■慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)について
慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)とは、血液をろ過しキレイに保つ腎臓の働きが除々に低下してしまう病気です。
慢性腎臓病の患者数は全国で1300万人以上といわれ、成人の8人に1人が発病しているといわれています。
慢性腎臓病の恐さは、病気に気付かずに放置していると尿毒症を引き起こし、死に至る危険性があることです。
慢性腎臓病は、40代ぐらいから多くなり、50代では5人に1人、60代では4人に1人というように、年代が上がるにつれて発症率が上がってきています。

■慢性腎臓病の主な原因
・偏った食事
・運動不足
・飲酒
・喫煙
・ストレス

腎臓は毛細血管が集まった臓器です。
そのため激しいストレスを感じるたびに血管が収縮し、血流が滞ることで腎臓全体がダメージを受けてしまいます。
慢性腎臓病は初期段階ではほとんど自覚症状がなく、あってもよくある不調程度のものでしかありません。
そのため大事に至らないためにも、早い段階で不調に気付くことが大切になります。

■慢性腎臓病の早期発見のサイン
慢性腎臓病の早期発見のサインとしては、時間が経っても消えない「むくみ」があります。
腎臓は血液に溜まった毒や老廃物を尿として外に排泄する働きがあります。
また体内の水分や塩分を調節する働きがあります。
そのため慢性腎臓病で腎臓の働きが低下すると、水分や塩分が体に溜まって「むくみ」の症状が起こります。

●慢性腎臓病によるむくみ
・朝起きてもむくんでいる
・午前中からむくんでいる
・むくんだ場所を押しても数時間戻らない
・靴下を脱いでも跡が消えない

慢性腎臓病によるむくみは、足だけではなく顔など身体中がむくみます

■貧血と片頭痛
腎臓の重要な機能の一つが造血ホルモンというホルモンの分泌です。
そのホルモンの指令により骨髄で酸素を運ぶ赤血球が造られ、血液となって全身を巡ります。
しかし慢性腎臓病になると造血ホルモンの分泌が低下するため、赤血球が十分に造られず貧血状態になってしまいます。
その結果、脳は血液の量を増やし、酸素不足や赤血球不足を補おうと血管が拡張します。
すると脳の血管の周りにある神経が圧迫され頭痛が生じます。

■慢性腎臓病と頭痛・嘔吐・視野障害
頭の皮膚には無数の動脈があります。
その血管の周りに神経が集中してあるので、血管の広がる場所によって痛む場所が変わってきます。
そのため頭痛で痛むところを押さえるなどして血流を遮断すると、膨張していた血管が収縮し、一時的に痛みが治まると考えられています。
これが痛む場所を押さえると頭痛がよくなる原因です。
おでこの痛みが脳に伝わる際に、吐き気を司る嘔吐中枢を刺激し、すると嘔吐が起こります。
貧血によって脳の視覚中枢の機能低下が起こると、視野の一部が欠けるような目の異常が現れます。

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痛む場所を押さえると痛みが治まる頭痛は慢性腎臓病の可能性が高いです。
慢性腎臓病は初期段階ではほとんど自覚症状がないので早い段階で不調に気付くことが大切にです。
慢性腎臓病になると腎臓の働きが低下しむくみの症状が現れます。
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