あくびについて!

■あくびについて
人間を含む哺乳類は脳の中にあくびの中枢があり、そこが刺激されるとあくびが出ます。
あくびが出るシチュエーションは大きく分けて2つあります。
一つ目は眠い時や退屈な時と感じる感じる時です。
これは酸素不足などが原因で脳が機能低下を起こしている状態です。
実は機能低下したときにあくびを出すと、脳内に覚醒物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどが発生し脳が活性化します。
もう一つの状況は、緊張やストレスがかかっているときです。
あくびの中枢はストレスの中枢とほぼ同じところにあり、そのため人間も緊張やストレスを感じるとあくびをすると言います。
逆に言えば、あくびによってその緊張やストレスを緩和させているそうです。
あくびは酸素不足などで脳の機能低下を改善するために出ます。
脳を活性化させるためには、あくびは噛み殺さない方が良いそうです。

■心臓の疾患であくびが出る
あくびの中枢に十分酸素が行かない状態というのは、心臓のいろんな病気でよく起こります。
狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患で血液の循環が鈍って脳の酸素が不足し、小さなあくび、つまり生あくびを連発することがあります。
あくびの中枢は、車酔いのときに起こる場所と近いところにあります。
乗り物酔いの原因は脳内で発生するヒスタミンという物質が発生することで、吐き気や気分の悪さを催します。
ヒスタミンはあくびの中枢も刺激してあくびを誘発します。
ちなみに片頭痛のときに生あくびが出るのは、脳内物質のセロトニンの作用で脳内循環が悪くなり出るそうです。