ブリのおいしさの秘密!美味しい照り焼きの作り方!

■ブリについて
冬に捕れるブリは寒ブリと呼ばれ、一年で一番美味しい時期です。
脂がたっぷりのってブリの刺身、ブリの照り焼き、ブリ大根とどれもとれもおいしい料理になります。
ブリは成長するたびに名前が変わります。
出世魚のブリは、関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼ばれていき、
関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと変わっていきます。
ハマチは関西で40cm前後のブリのことを言いますが、現在では養殖物をハマチと呼び、天然物をブリと呼ぶことが多くなってきています。
脂がたっぷりのったブリはDHAの含有量もトップクラスです。
魚が群れを作るという高度な行動がとれるのもDHAのおかげです。
DHAは人間でも血液サラサラ効果や認知症の改善、子供の視力改善などの効果も期待されています。
天然ブリと養殖ブリは脂の含有量が違います。
季節によっては天然ブリより養殖ブリの方が2倍以上という時期もあります。

■ブリの成長過程
ブリが生まれるのは暖かい東シナ海。
赤ちゃんブリはまだ泳ぐ力も弱いので海流にのって少しずつ北上します。
体長が20cmになるころは流れついた先でのんびり成長していきます。
体長が50cmになると自力で回遊し始めます。
力がついたブリはエサの多い北海道沖合いまでいっきに遠征します。
そこでさらに食べまくり、丸々太っていきます。
冬が近づくと南下するため、使い切れない程の脂肪を蓄えます。
これこそが寒ブリにたっぷりの脂がのる理由です。
わずか20日程で九州の沖合いに南下します。
すると今度は脂肪をどんどんエネルギーに変えていきます。
長距離を泳いで筋肉が発達し、ほどよく身が引き締ま状態になります。
すると筋肉の中に脂肪が細かく散って状態になり、霜降りのお肉のような状態になります。

■脂肪分解酵素・脂肪合成酵素
ブリは成長するとイワシやアジなどの小魚をさかんに食べるようになります。
そのとき活躍するのが脂肪合成酵素です。
エサの炭水化物やタンパク質を脂肪に変えてカラダの中に蓄えます。
蓄えられた脂肪は脂肪分解酵素によってエネルギーに変わり泳ぎ回る力を作り、筋肉がついていきます。

■美味しいブリの照り焼きの作り方
<材料 1人分>
ブリ(切り身) 80〜100g
小麦粉     適量
たれ
 醤油     大さじ2
 みりん    大さじ2

ブリの切り身に小麦粉をふります
フライパンを強火で1分予熱しておきます
切り身を強火で1分加熱 火を弱めてひっくり返します
フタをして中火で1分30秒加熱
タレをからめて弱火で30秒加熱
その間スプーンなどでタレをまわしがけします
皿に盛ってから3分予熱で待ちます

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■美味しいブリ大根の作り方
<材料 4人分>
ブリ  700g
大根  800g
水   1.2L
醤油  大さじ4
酒   大さじ4
砂糖  大さじ2

ブリをあらかじめタレに漬け込んでおきます
大根をゆで、ブリを入れて10分煮込みます
火からはずし、新聞紙とタオルで包んで120分保温すれば完成です

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■ブリのお刺身ポン酢大根おろし
<材料 2人分>
ブリ刺身(養殖)6切れ
大根おろし   1カップ
ゆず(千切り) 5cm
たかの爪    1本
クレソン    適量

●ポン酢タレ
ポン酢     50ml
みりん     小さじ2
ゴマ油     小さじ1/4
ショウガ汁   小さじ1/4

大根おろし、ゆず、たかの爪、クレソンを混ぜて皿にのせ 上にブリ刺身をのせ
ポン酢タレをかければ完成です

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■ブリのさわに椀
<材料 2人分>
ブリ刺身(養殖) 80g
昆布ダシ     200ml
にんじん     10g
しいたけ     2枚
水菜       60g
塩        少々
こしょう     少々

5%の塩をふって30分置き、塩水でさっと洗って焼きます
焼いたブリを沸騰した昆布ダシの中に入れ弱火で30秒加熱
ブリを取り出します にんじん、しいたけ、水菜、塩、こしょうを入れ強火で煮ます
沸騰したら止め、お椀にブリと煮た物をのせ汁をかければ完成です

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