■便秘
腸の役割りは、胃で消化された食べ物から栄養を吸収し全身に送ることです。
栄養がなくなった食べ物は便として排出されます。
しかし便秘で大腸に便が詰まると腸内環境がどんどん悪くなり、上手く栄養を全身に送れなくなってしまいます。
結果、体に様々な不調が現れます。

■直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)について
通常、直腸に便が溜まると、便意が脳に伝えられます。
すると直腸やお尻の周りの筋肉が働き、お通じが出ます。
しかし便意を我慢したりすると便が溜まっていき直腸が大きくなってきてしまいます。
すると必要以上に便が溜まるまで便意が脳に伝わらなくなってしまいます。
直腸性便秘は若い女性に多く、トイレを我慢するうちに便意を催すセンサーが鈍ってしまい便秘になってしまいます。

■弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)について
弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)とは、年齢と共に内臓の動きが衰えて腸がゆるんで引き起こる便秘です。
40代以上の女性の多くは弛緩性便秘のタイプが多いといわれています。

■弛緩性便秘の人に良い、腸刺激エクササイズで便秘解消
大腸には便が詰まりやすいポイントがあります。
それは栄養を吸収する入り口付近と、空間ができてねじれやすい右上の部分です。

右の腰骨の脇と左の肋骨の下を大きくつかんで揉みます。
大腸の詰まりポイントを両手の指でそれぞれつまんで揉みます。
さらに揉みながら腰を大きくグルグル回します。
反対側も同様に行います。
1回につき5〜10周を目安に行います。

■便座エクササイズで便秘解消
便座に浅く腰掛けます。
右手は左足首につけ、左手は右足首につけるという動きを繰り返します。
手を逆さの足首につけるようにして腰をひねります。
こうすることで大腸がねじれて刺激を与えることができます。
また肛門括約筋という筋肉が動き出し、お通じにつながります。

シーソーのように体を前後に動かします。

■朝コップ一杯の水を一気に飲んで便秘解消
腸があまり動いていない朝に、コップ一杯の水を一気に飲むことで胃に水の重さが加わり腸を刺激します。
すると腸が目覚めて動きが活発化します。

■発酵食品と水溶性食物繊維を摂り便秘解消
●便秘解消ヨーグルト

ヨーグルト 200g
大根おろし 大さじ2
ハチミツ  大さじ2

ヨーグルトに大根おろしとハチミツを加えて混ぜるだけです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌とビフィズス菌などの善玉菌は、消化吸収を助けて病気に対する抵抗力をつけてくれます。
大根おろしとハチミツは乳酸菌のエサになり、善玉菌を増やして腸内環境を改善してくれます。

■オリーブオイルで便秘解消
オリーブオイルを大さじ2杯飲みます。
オリーブオイルを飲むと数時間後には大腸に届き、腸内を滑らせてお通じを促進させてくれます。

■便秘解消エクササイズで腸内環境を改善しダイエット効果
腸内環境が良いとサラサラ血液になり、栄養素がスムーズに全身の細胞に取り込まれるようになります。
結果、いくら食べても太りにくくなります。
腸内環境が悪いとドロドロの血液になり、栄養素が細胞へ入れず脂肪として蓄積されて肥満へとつながってしまいます。

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