リウマチについて!対処法!

リウマチについて!対処法!リウマチは早期に発見して、早期に治療すれば日常生活に支障が出ない程に回復するそうです。ちょっとした工夫で関節の負担をやわらげ、進行を遅くすることができます。

■リウマチについて
リウマチは指や手首・足・腰など全身の関節が激しく痛んで不自由になってしまう病気です。
リウマチは年齢が高い人がなる病気と思いがちですが年齢は全く関係ありません。
誰がいつなってもおかしくない病気です。
実はリウマチは30歳代の人が多い。
そうとは知らず、ちょっとした関節の痛みや違和感をたいしたことはないと放っておくと、関節の骨そのものが回復不能のダメージを起こしてしまうこともあります。
リウマチの恐い点は関節がだんだん壊れてしまうことです。

■リウマチは関節の異常にある
関節は骨の先端にある軟骨どうしで接しています。
そして関節を包む骨膜(かつまく)から潤滑液が常に分泌され、軟骨が摩擦で傷つかないよう保護しています。
健康な関節は軟骨の表面が白くなめらかです。
リウマチの場合、炎症を起こして異常に骨膜(かつまく)が増殖した状態になり、関節の中が無数のヒダで埋め尽くされます。
原因は免疫細胞にあり、免疫細胞が骨膜(かつまく)を異物と勘違いして攻撃し起こるそうです。
しかしなぜそうなるのかはよく分かっていない状態です。
ひとたび骨膜(かつまく)が炎症を起こすと通常ではありえない潤滑液を放出します。
しかもたくさんの炎症物質が溶け出していきます。
すると軟骨が溶け、さらには骨も溶けていきます。
その結果、骨と骨どうしがくっつきあうところまで溶けていってしまいます。

■リウマチの分類基準
・朝のこわばり
・3カ所以上の関節炎
・手関節炎
・対称性関節炎
・リウマトイド結節
・血清リウマトイド因子(全員が出るわけではない)
・X線変化

7つのうち4つあればリウマチと診断。
しかし早期の場合は必ずしもこの条件がそろはない場合がある。
リウマチの患者の1/4はリウマチ反応が出るが、1/4人は出ません。
医師によっては、反応がないためリウマチでなないと言う人もいるそうです。

■リウマチと疑った方がよい場合
関節の痛み・はれがある
     +
・こわばりがある(朝が強い)
・あちこちの関節が痛む
・左右対称に症状が出る

リウマチは早期に発見して、早期に治療すれば日常生活に支障が出ない程に回復するそうです。

■関節の負担をやわらげる方法
・テーブルなどを拭くとき
 親指方向に拭く
 左手で右を拭き、右手で左を拭く
 片手で往復して拭かない

・ビンなどのフタを開けるとき
 手首を親指側にひねる

・ベットから起き上がるとき
 まず体を横に向けて、ヒジで支えて体を起こします
 首の負担を軽減します

・指先を使って物をつまむ
・買い物袋は腕にかける
・スリッパではなく、かかとのある室内履きにする