ウォーキングでひざ痛解消、プロテオグリカンを増やしてひざを若返らせてひざ痛解消

ウォーキングでひざの血流を良くしてプロテオグリカンを増やすとひざを若返らせることができ、ひざ痛解消につながります。

■変形性ひざ関節症によるひざの痛み
ひざ痛で悩んでいる中高年は推定で約1800万人もいて、その原因の多くが変形性ひざ関節症という病気です。
変形性ひざ関節症とは、ひざの関節でクッションの役割りをしている軟骨が欠けてしまい痛みを引き起こす病気です。
変形性ひざ関節症の主な原因は加齢です。

■ひざを若返らせる物質プロテオグリカン
ひざの関節の中には様々な成分がありますが、その中にひざの軟骨を若々しく保ちクッション機能を豊かに保つプロテオグリカンという物質があります。
プロテオグリカンを増やすことができれば、ひざを若々しく維持することができ、ひざ痛を軽減させることが可能となります。

私達のひざの軟骨は、軟骨を作り出す軟骨細胞、軟骨の形を維持する柱の役割りをしているコラーゲン、プロテオグリカンなどからできています。
プロテオグリカンは軟骨の中に水分を蓄える機能があります。
ひざに圧力がかかると、プロテオグリカンが蓄えていた水分が軟骨から飛び出すことで衝撃を和らげます。
圧力がなくなると水分が再び軟骨に戻りプロテオグリカンが蓄えます。

しかし何らかの原因でプロテオグリカンが少なくなってしまうと、軟骨は水分を蓄えることができなくなるためクッション性がなくなってしまいます。
プロテオグリカンは生活習慣の違いで増えたり減ったりを繰り返します。

■ひざの曲げ伸ばしでプロテオグリカンが増える
ひざの曲げ伸ばしを良くすることでプロテオグリカンがより多く生成されます。
ひざを曲げ伸ばしを頻繁に行うことでひざに届けられる血流が増加します。
そして血液と共に多くの酸素や栄養が送り込まれることで軟骨細胞が活性化し、より多くのプロテオグリカンが作られます。
歩くときの曲げ伸ばしでもプロテオグリカンの増加効果が期待できます。

■プロテオグリカンを減らす条件
・体重増加
・40歳以上
・女性

●体重増加がプロテオグリカンを減らす
体重が重い程ひざには大きな負荷がかかるため、軟骨が痛みやすくなります。
軟骨が痛むと軟骨のスポンジ機能が低下し、酸素や栄養分を吸収しにくくなります。
すると軟骨細胞の代謝が低下しプロテオグリカンが作られづらくなってしまいます。

●40歳以上はプロテオグリカンが減っていく
40代から除々に軟骨の変性が進みプロテオグリカンが作られづらくなります。

●女性はプロテオグリカンが減りやすい
女性は男性の2倍軟骨の変性が起こりやすくなります。
女性ホルモンのエストロゲンが大きく関係しています。
エストロゲンは軟骨を保護する役目も担っています。
しかし閉経によってエストロゲンが減ってしまうと軟骨が痛みやすくなり、プロテオグリカンも作られづらくなってしまいます。

■小分けウォーキングでひざ痛予防解消
1回に10分間歩くことを1日3回、合計30分歩きます。
ウォーキングすることでひざへの血流が上がりプロテオグリカンを増やすことができます。
家事の合間やテレビを見た後にほんの10分だけウォーキングします。
なるべくももを上げて大股で歩くとより効率的にプロテオグリカンを増やすことができます。