腰痛改善のポイント、脊柱管狭窄症、ぎっくり腰、筋筋膜性腰痛

■脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)について
脊柱管(せきちゅうかん)とは、背骨を通る神経を囲んでいる管のことをいいます。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とは、その管が加齢による変形など何らかの原因で極端に狭くなり神経を圧迫する病気です。
脊柱管狭窄症の症状としては、太ももから足先にかけ、しびれや痛みが出ます。
それにより長く歩けなくなってしまいます。

■脊柱管狭窄症の初期症状
・足がよくつる
・排尿しづらい
・残尿感がある
・立ち上がったときに腰に痛みを感じる
・前屈みだと痛みはないが、背筋を伸ばすと痛みが出る

■ぎっくり腰(急性腰痛症)
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、腰椎や椎間板に何らかの異常が起きて周りの筋肉や神経の痛みになって起こるといわれています。
日常のふとした動きで発症することが多いです。
軽度なぎっくり腰(急性腰痛症)なら2〜3日の安静で痛みが治ることが多いです。
しかし痛みが引いたからといって安心はできません。
ぎっくり腰(急性腰痛症)を繰り返したり悪化させることで急性腰痛から慢性腰痛に移行してしまうこともあります。
ぎっくり腰(急性腰痛症)から慢性腰痛にならないようにするためには、根本的な体の使い方の改善が必要です。

●ぎっくり腰・急性腰痛症のきっかけ
・朝起きた時に急に体を起こす
・くしゃみの反動で腰に強い負担がかかる
・驚いた時の急な動き

■ストレスと腰痛
活動的な人が腰痛になると、痛みのため部屋にこもりがちになってしまいます。
すると筋肉量が減少してしまい、より腰の負担が増えてしまいます。
腰が痛いからといって気にし過ぎると、ストレスを感じるようになってしまい返って腰痛を悪化させてしまいがちです。
ストレスを溜め込まないようにすることも腰痛の予防改善につながります。

■筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)
筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)とは、姿勢の悪さや一定の姿勢を保つことからくる筋肉の凝りが強くなった症状をいいます。
疲労の蓄積や長時間のデスクワークなど、日常生活のクセが腰痛につながることがあります。

■腰痛改善のポイント
・手荷物は左右均等に持つようにする
・掃除機をかける時はノズルを長くして腰を曲げないようにする
・物を持ち上げる時はヒザを曲げ、腰を真っ直ぐにしたまま持ち上げる
・イスに座る時は深く腰掛けて背筋を伸ばす
・立っている時は両足に均等に体重を乗せて立つ
・スマートフォンを使う時は背筋を伸ばして目線を上げて行う