噛み合わせ改善トレーニング、噛み合わせを良くして肩こりや腰痛を改善

噛み合わせの悪さは身体バランスを崩して肩こりや腰痛の原因となってしまいます。
噛み合わせを改善すると筋力がアップし、姿勢が安定し、脳が活性化します。

■噛み合わせの悪さは肩こりや腰痛の原因になる
噛み合わせが悪いと次第に身体全体のバランスが崩れていき、肩こりや腰痛など多くの弊害を引き起こす原因になってしまいます。
噛み合わせが悪いと左右の噛む筋肉のバランスが悪くなるので、それを補正するために頭の位置にズレが生じてきます。
姿勢のバランスをとる時に頭の位置がズレると、身体のバランスもズレてくると考えられています。
食事の際にテレビを見るために横を向きながら噛み続けていると、除々にアゴがズレて噛み合わせが悪くなっていきます。
定期的に席を入れ替えるなどして同じ方向で見ないようにすると偏らなくなります。

■噛み合わせチェック法
目安となる柱などの垂直な物の前で、つま先とかかとを揃えて目を閉じます。
噛み合わせが悪い人は、身体が揺れたり中心がズレたりしてしまいます。

■割り箸を使った噛み合わせチェック法
直立して割り箸の中心を軽くくわえます。
左右どちらかが下がっていると、噛み合わせが悪い証拠になります。

■噛み合わせが悪くなる原因
・肘を立ててアゴを抑える頬杖
・うつぶせ寝
・やわらかい食べ物

小さい頃からファストフードなど柔らかいものばかり食べていると顎の力も強くならず、成長していく段階でバランスが取れなくなってきます。

■噛み合わせによる健康効果
・筋力アップ
・姿勢の安定
・脳の活性化

噛み合わせが良くなると筋力のパワーアップにもつながり、姿勢やボディバランスでも安定するようになってきます。
また噛み合わせが良くなると、歯の神経から脳へ送られる情報量がアップして脳がより活性化します。
それにより脳から筋肉へより強く動かす指令が出るようになります。

■顎関節症(がくかんせつしょう)について
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、噛み合わせの悪さなどが原因で生じる顎の関節に障害が出る病気です。
顎関節症の人の噛み合わせは骨や筋肉に問題があるため、原因に沿った治療を行うことが大切になります。

■噛み合わせ改善トレーニング
肩の力を抜いて正面を向いて立ち、軽く口を開けます。
その状態のまま30度ほど上を向きます。
ゆっくりと口を閉じていき、1ヶ所でも歯が触れ合った所でストップします。
その状態をキープし、ゆっくり頭を元に戻します。
ポイントは1ヶ所でも歯が触れ合った所でストップすることです。
他の歯が触れ合うまで閉じると、その時点で理想の噛み合わせが崩れてしまいます。
統計的に、多くの人の顎が前にズレています。
そのため力を抜いて上を向くと顎が後ろに下がり、正常な位置に顎が戻ります。

噛み合わせを改善して、ストレッチや散歩などで身体を動かすと、自然と筋肉がその状態を記憶していくため、無理にキープし続ける必要がなくなります。

■噛み合わせの名医(2014年6月時点)
平岡歯科 院長 歯科医師
平岡 孝将 先生

プロ野球の西岡剛選手やプロゴルファーの倉本昌弘選手など、トップアスリートを診てきた噛み合わせ治療の名医です。