最新治療2014、心臓治療、CT、3Dプリンターで再生医療、血管内のレーザー治療

■最新のCT機器
CTとは、身体にX線を照射して通過したX線量の差を解析して身体の内部を画像化する検査機です。
CTではドーナツ状の機械の中をカメラが回転しながら身体の内部を除々に撮影していき、それを重ね合わせることで身体を輪切りにしたような画像を見ることができます。

これまで心臓の状態を見るには、腕などからカテーテルという管を血管に通し、造影剤を注入してレントゲンで血流の流れを撮影して見ていました。
従来のCT画像では、心臓など常に動いている臓器を撮影するのはぶれて鮮明に映すことは困難でした。
しかし2014年度の世界最速のCTでは、従来の1.5倍で回転しながら撮影して心臓を鮮明に映し出すことができるため、病変のある血管も見つけることが可能とされています。
断面図だけではなく、心臓の形・大きさ・位置まで立体的にはっきりと分かります。

■3Dプリンターで再生医療
実際に移植可能な血管を3Dプリンターで作ることが可能となってきています。
自分の皮膚の細胞を培養し、パソコンで作った血管の3Dデータをもとに特殊3Dプリンターで血管を作ります。
自分の細胞のため拒絶反応を起こす可能性も低く、必要な大きさの血管を作ることが可能です。

■カテーテル治療
カテーテルという管を血管内に通し、血管を塞いでいるプラークを取り除いてステントで押し広げて血流を確保します。

■ローラーブレーターによる血管治療
加齢により石灰化して固くなったプラークを高速で回転するドリルで削り血流を確保します。

■血管内のレーザー治療 エシマレーザー
目のレーシック手術にも用いられている低音のレーザー光線で、塞いでいる血栓を蒸散させて消してしまいます。

■心臓カテーテル治療の名医
千葉西総合病院 院長 心臓センター長
医学博士 三角和雄(みすみ かずお)先生
心臓カテーテル治療を年間2000件以上こなし、成功率は99.7%。
高度な技術を要するロータブレーターの名医で心臓のスペシャリストです。