高血圧!血圧を下げる方法、減塩・カリウム・有酸素運動で高血圧予防

高血圧!血圧を下げる方法、減塩・カリウム・有酸素運動で高血圧予防!血圧を正常値に戻して薬を止めることは、食事や運動など生活習慣を改善することで可能です。高血圧のガイドラインは治療開始の一つの目安です

■血圧について
血圧とは、血液が血管の中を通る時に血管にかかる圧力のことをいいます。
上の血圧とは、心臓が収縮して血液が動脈に押し出された時に、血管にかかる圧力のことです。
このとき血管には最も強い圧力がかかるため最高血圧とも呼ばれます。
下の血圧とは、心臓から押し出された血液が流れ、血管がもとに戻る時の圧力をいいます。
血管にかかる圧力は最も低くなるため最低血圧とも呼ばれます。
これが繰り返されることで血管には絶えず血液が流れています。
上の血圧は心臓の勢いで、緊張したりビックリした時に上がります。
下の血圧は血管の伸び縮みの問題なので、動脈硬化や年齢で上がります。
心臓の動きを診るときは上の血圧で、血管のことを診る時は下の血圧になります。

■高血圧
通常、上が140または下が90以上であれば高血圧と診断されます。
現在30歳以上の男性の6割、女性の4割以上が高血圧だと言われています。

■血圧は一日の中で大きく変動する
必要があれば血圧は上がり、必要がなくなれば血圧は下がります。
暑い表に出る、クーラーの効いた部屋に入る、ご飯を食べる、しゃがむ、立ち上がるなど、全部それに応じて血圧は変動しています。

■正しい血圧の測り方
まずリラックスした服装で深呼吸します。
楽な体制でイスに座って測ります。
左腕に直接巻きます。
続けて3回測り、3回目または一番低い数値を記録します。
朝晩2回、毎日同じ時間に測ります。

■高血圧のガイドライン
高血圧のガイドラインの数値は、脳卒中や心疾患を発症した患者の数が最も多かった血圧付近を基準にしています。
高血圧のガイドラインは、あくまで治療開始の一つの目安に過ぎず、治療を行うかどうかは個々の患者の状態と、医師の判断で決めれば良いとされています。

■血圧を下げる方法
血圧を正常値に戻して薬を止めることは、食事や運動など生活習慣を改善することで可能です。

●減塩
数品のおかずのうち一品だけに塩分を使う。

●おかずを大きく切る
おかずを大きく切って噛む回数を増やし、食べ過ぎを抑える。

●カリウムで塩分を排出する
カリウムは体内の塩分を水分と一緒に尿として体外に排出する働きがあります。
カリウムを多く含む食材には、コンブ、ワカメ、切り干し大根、大豆、小豆、インゲン、ソラマメ、メロン、スダチ、バナナ、キウイ、レモン、オレンジなどがあります。
カリウムはクエン酸と併せると吸収が良くなるので柑橘系はベストです。

●有酸素運動
有酸素運動で血圧を下げ、筋力トレーニングで代謝を上げて体重を落とす。
体重が1kg減ると血圧が約4mmHg下がると言われています。