肩こり・五十肩の予防!胸郭出口症候群、腱板断裂、インナーマッスル!

肩こり・五十肩の予防!胸郭出口症候群、腱板断裂、インナーマッスルを鍛える。五十肩の原因は肩甲骨(けんこうこつ)の動きと肩の筋肉のバランスです。日常生活で全身を上手に使い五十肩を予防しましょう。

■胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、鎖骨周辺で神経や血管が圧迫されて肩の痛みが起こる病です。
首からの血管と神経などは、鎖骨の下や脇を通って手の方にいきます。
このため胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)では、しびれ・だるさ・冷えなどの症状を引き起こします。

■肩甲骨(けんこうこつ)と肩の関係
肩の付け根にある肩甲骨(けんこうこつ)。
肩甲骨(けんこうこつ)の動きが悪くなると腕の動きも悪くなります。
その状態で腕を上げると、腰痛や肩の関節痛、また肩こりにつながってしまいます。

■五十肩や肩こりの原因
五十肩の原因は、肩甲骨(けんこうこつ)の動きの他にもう一つあります。
それは肩の筋肉のバランスです。
様々な筋肉が肩の筋肉を支えていますが、その代表的なものに三角筋と僧幅筋があります。
これらの筋肉がバランス良く動けば問題ありません。
ところが実は普段私達は偏った筋肉の使い方をしていることが多いそうです。
日々の生活の筋肉の使い方のバランスの悪さが肩こりや五十肩の原因につながってしまいます。
日常生活で全身を上手に使い五十肩を予防しましょう。

■ストレッチで肩こり・五十肩の予防
悪いバランスになってしまったのは、普段の生活の積み重ねになるので、それをどこかでリセットしてあげないといけません。
そのリセットというのは、普段からのストレッチで十分予防できるそうです。

■スウィング運動で肩こり・五十肩の予防
片腕をななめ前方へ上げ、指先を引っ張られるイメージで上体を伸ばします。
脇腹の筋肉を伸ばすイメージで行います。
この状態を保ち、胸で深呼吸します。
左右3回ずつ行います。
痛みがある場合は無理をしないようにしましょう。

■腱板断裂(けんばんだんれつ)による肩の痛み
腱板とは肩関節のインナーマッスルのことです。
肩が複雑に動くことが出来るように肩関節の土台を支えています。
腱板は骨に擦れることが多いため、他の筋肉に比べ切れやすいという欠点があります。
腱板が切れることを腱板断裂(けんばんだんれつ)と言います。
しかも完全に腱板が切れてしまうと自然にはつながらないため、放置すれば断裂が大きくなる危険もあります。
日常生活に特段の支障がなく、四十肩・五十肩と非常によく似た自覚症状になります。
アメリカのデータによると無症状の腱板断裂(けんばんだんれつ)が、50代では13%、60代では20%、80代では51%にもなるといわれています。
普段アウターマッスルだけで動作が行えるため、インナーマッスルはさぼりがちになります。
すると、とっさの場合にインナーマッスルが対応できず、腱板断裂(けんばんだんれつ)などの現象が起きてしまいます。

■輪ゴム体操で肩のインナーマッスルを鍛える(肩こり・五十肩の予防)
輪ゴム3つをつなげます。
輪ゴムの両端を親指にかけます。
テーブルなどにヒジをついて肩幅の範囲の中で小さく軽く動かします。
1日10回〜20回程度が目安です。
慣れてきたら、ぞうきんなどを使ってテーブルを軽く拭くような動きも効果的です。
片手を脇に挟み、触っている筋肉を動かさないように行います。

■筋肉の再教育
筋肉が学習するのは約3週間必要です。
3週間続けると無意識に働くようになります。