熱中症予防!有酸素運動で熱中症対策、ドア枠エクササイズ、暑熱順化!

熱中症予防!有酸素運動で熱中症対策、ドア枠エクササイズ、暑熱順化!熱中症とは体内に溜まった熱を下げられず、体温が異常に上昇することで様々な障害が出る病です。最悪の場合、死に至ることもあります

■熱中症とは
熱中症とは体内に溜まった熱を下げられず、体温が異常に上昇することで様々な障害が出る病です。
最悪の場合、死に至ることもあります。

■暑熱順化(しょねつじゅんか)
そもそも私達の身体は体温が上がってくると、脳の体温調節中枢から汗を出す指令がでます。
すると血管から汗腺に水分が移動します。
その水分の蒸発で身体から熱をうばい体温を下げます。
体温調整のためにはこの体温調節中枢と汗腺の機能が重要になります。
しかしこの2つの機能は季節によって変化します。
冬は気温が下がり暑さを感じる機会が減るため、脳の体温調節中枢の働きが鈍り汗腺機能も低下します。
しかし夏が近付き暑くなっていくことで体温調節中枢と汗腺の機能が再度活発になります。
これを暑熱順化(しょねつじゅんか)といいます。
通常の生活を送っていれば自然と暑熱順化(しょねつじゅんか)はできるものです。

■暑さを避けた生活の危険
常にエアコンの効いた部屋で生活し、できるだけ日中は外を歩かないようにしていると、夏になっても体温調節中枢と汗腺の機能が活性 化せず言わば冬の状態のまま。
その結果、暑い環境になっても汗がすぐに出ない、汗が出にくい身体になってしまいます。

■良い汗・悪い汗
体温が上がると汗腺は汗を出すため、まず毛細血管から塩分を吸い上げます。
その塩分に引き寄せられてついてくるのが水分です。
その後、塩分の多くは皮膚に出てくる手前で身体に再吸収され、塩分濃度の低い汗が出てきます。
これが良い汗になります。
一方ふだんから汗をかきなれていないと塩分を再吸収する機能が鈍くなり、塩分の濃い悪い汗となってしまいます。
悪い汗をかき続けて塩分が出過ぎてしまうと、これ以上血液の塩分濃度が下がらないよう、いくら水分を補給してもすぐに尿として排泄してしまいます。
その結果体内の水分量が足りなくなり、体温が上がっても汗が出にくい状態になってしまいます。
これが熱中症になりやすくなるメカニズムです。
汗が出にくく出ても量が少ない、そして塩分濃度が高い、これが悪い汗の特徴です。
良い汗は、汗が出ても散らばるように皮膚の上で広がっていき蒸発し熱をうばってくれます。
玉のような汗は、汗が蒸発しにくく熱がうばわれにくいので体温が上がりやすくなります。
玉のような汗が出る人は、汗を適度に拭き取り扇ぐなどして汗を蒸発させることが大切です。

■顔の汗の対処法
帯などで脇の下を圧迫すると顔からの発汗が減るそうです。
ただし顔からの汗が少なくなった分、他の部位から汗が出ます。

■塩分を適度に摂り熱中症予防
500ccの水に梅干し1個を入れれば適度な塩分が摂れるそうです。

■熱いシャワーで熱中症予防
熱いシャワーを浴びた直後は体表面の温度が上昇します。
体表面の温度が上昇することで血流量も増加します。
すると血流量が増したぶん体内の熱を放出する量も増え、ある一定の時間が経つと逆に体温が下がりやすくなります。
冷たいシャワーを浴びると、体温が下がって血管が収縮した後に体温を戻そうとするため暑くなります。
ただし熱中症になりかかっている人が熱いシャワーを浴びるのは逆効果になります。
熱中症になっている場合は、冷たいシャワーを浴びると体を冷やすのに効果的。

■温かい飲み物で熱中症予防
冷たい飲み物より温かい飲み物がの方が、血管の拡張や発汗作用によって体温が下がる傾向にあります。

■下着を着て熱中症予防
下着を着ていると、着ていないときよりも体温が下がりやすくなります。
繊維というのは、1本1本が細かい空気と触れる部分を持っているので、編み方によって空気に触れる面積が大きくなるように繊維が組み合わされていれば、それだけ蒸発しやすくなります。

■有酸素運動で熱中症予防の身体作り
夏を乗り切るための第一歩は良い汗をかく身体作りになります。
それも重要なのが夏本番前の時期の過ごし方が大切です。
普段から運動をして汗をかけるゆおな身体にし、ウォーキングや自転車に乗るなどの有酸素運動が効果的です。
有酸素運動とはウォーキングや自転車こぎなど長時間持続的に行う運動のことです。
有酸素運動は酸素を取り込み、体内に蓄えられているエネルギー源の糖と脂肪を燃焼させます。
特に脂肪を燃やすことで体温が上昇するため脳の体温中枢と汗腺の機能が高まります。
つまり良い汗をかきやすくなります。

■熱中症予防ドア枠エクササイズ
ドア枠の幅に両足を開き姿勢を安定させます。
手の平を開いて両腕を前に出します。
両腕をひねりながら手の平を閉じてまた開きます。
ヒザを少し曲げた姿勢で行います。
腕の動きと同時にかかとも上げます。
8回を1セットで2セット行います。
声を出して数えます。

両腕でドア枠を内側から抑え、そのまま軽くスクワットします。
8回を1セットで2セット行います。
終わったら両腕をぶらぶらさせリラックス。

片腕をドアの外、もう一方を内側に当て身体をひねります。
ヒザを少し曲げて8つ数えます。
身体の向きと腕を逆にして同じように行います。
最後に深呼吸。

ドア枠を使うことで力が入り、筋肉に負荷がかかりやすくなります。
3つの動きを順番通り1分間行い、その後買い物などでウォーキングを行うというこおとを1週間続ければ効果が期待できます。