糖尿病治療の注意点!治療費額、高額療養費精度!

糖尿病治療の注意点!治療費額、高額療養費精度。症状がないからといって治療を中断してしまうと、さらなる症状の悪化を引き起こしてしまうこともあり、治療費が高くなってしまいます。治療の怠慢に注意、薬の飲み忘れに注意しましょう

■糖尿病とは
糖尿病とは血糖値を調整するインスリンの働きが悪くなり、ブドウ糖がうまく代謝されず血液中に溢れてしまう病です。
肥満や運動不足、ストレスなど、主に生活習慣が原因と言われています。
発症すると完治は難しく、一生付き合わなければならない病の一つです。
そのため医療費もかなり高額になります。
例えば46歳から治療を行った場合、まずは食事と運動療法から始め、5年後の51歳で血糖降下薬を服用、67歳でインスリン治療を始めると想定して70歳までの医療費はおよそ411万にもなるそうです。
このうち年齢と所得に合わせて自己負担額が変わります。 しかしこれはあくまで平均的なケースです。

■糖尿病の恐ろしさ
糖尿病が長年続くと血糖値が高くなり血流が血管にダメージを与え、動脈硬化を引き起こし高血圧症や脂質異常症など様々な合併症を招いてしまいます。

■糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)とは糖尿病の合併症で、目の網膜ぬある血管が出血する病です。
進行してしまうとレーザー治療が必要な場合があります。
レーザー治療の1回分の費用はおよそ20万円。 しかも数年おきに治療を受ける必要があるそうです。

■糖尿病治療の注意点
症状がないからといって治療を中断してしまうと、さらなる症状の悪化を引き起こしてしまうこともあります。
・治療の怠慢に注意
・食事運動療法をきちんと行う
・薬の飲み忘れに注意
・通院の中断に注意

ある調査によると、早期の治療につとめない糖尿病患者の生涯医療費は5,000万円を超えることがあるそうです。
現在糖尿病の患者数は全国で890万人ほどいて、そのうち治療中の人は44万人。
残りの半数は未治療や治療を中断してしまった人達だそうです。

■脂質異常による動脈硬化
脂質異常が進行すると多くの場合、動脈硬化が進行します。
動脈硬化は血管が詰まりやすくなるため、心臓の血管が詰まると心筋梗塞に、脳の血管が詰まると脳硬塞につながってしまいます。

■糖尿病治療で大切なこと
・処方された薬を正しく服用する
・バランスのとれた食事を摂る
・適度な運動を行う
・ストレスを溜め込まない

特に治療を中断しないことが大切です

■高額療養費精度
高額療養費精度とは、1ヶ月に支払った医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合、その超えた部分の金額を支払わなくてもよい制度です。
自己負担額は、その人の所得によって差があります。