3タイプ別、肩コリ解消法!(あるある)

■肩コリとは?
肩周辺の血行が悪くなることで乳酸などの疲労物質が筋肉内に蓄積して起きます。
乳酸によって酸性濃度が高くなると筋肉が硬くなり、それがコリとなって発生します。

■3つの発生原因
1:背中を発生源とした背中から肩コリタイプ
2:腕が発生源の腕から肩コリタイプ
3:首が発生源の首から肩コリタイプ

■肩コリタイプチェック方
※痛みを感じた時点で止め、無理して行わないようにしましょう

●背中から肩コリタイプ
ヒジを直角に曲げ、小さく前へならえをします。
その状態のままヒジが身体から離れないように両腕を開きます。
腕を180度開くことが出来ないと背中から肩コリタイプになります。

●腕から肩コリタイプ
両腕を交差して手を握ります。
そのまま手首を引き寄せひっくり返すように前に伸ばします。
両腕をまっすぐ伸ばすことが出来ないと腕から肩コリタイプになります。

●首から肩コリタイプ
中身が半分入ったペットボトルかペンなどを額の上にのせ、その体勢のままその場で一周します。 一周出来ずに落としてしまうと首から肩コリタイプになります。

■背中から肩コリタイプの原因と解消法
●背中から肩コリタイプの原因
背中からくる肩コリの主な原因は肩甲骨を動かさないことにあります。
肩甲骨とつながっているのは、上腕骨と鎖骨だけで、多くの筋肉(僧帽筋、小菱形筋、大菱形筋、肩甲挙筋、棘上筋)によって肩甲骨は支えられています。
しかし、現代人は腕を上にあげたり、後ろにまわしたりすることがほとんどないため、肩甲骨周辺の筋肉がこりやすくなっています。
肩甲骨を動かさないと周辺の筋肉の血行悪化につながり、筋肉が硬くなって動きが悪くなり、背中から肩にかけての僧帽筋のコリとなっていきます。
●志村けんの変なおじさんの動きで肩コリ解消!
動きは志村けんの変なおじさんの動きを思い出してもらえればすぐわかると思います

1:腕を高く挙げる運動(ポイントは腕を高くあげることです)
身体の正面で2回手を叩き、腕を斜め上に伸ばします
左右交互に1分間

2:肩を回す運動(肩甲骨を意識して肩を回す)
腕を身体の前で回しながら腰をふります
リズミカルに1分間

3:胸を反らす運動(ポイントは反らした時に肩甲骨が内側を向いていることを意識する)
両腕と片足を前に出し足を戻しながら両腕を後ろに引きます
前後の繰り返しをリズミカルに1分間

■腕から肩コリタイプの原因と解消法
●腕から肩コリタイプの原因
パソコンなどを使う時、前椀の血流が悪くなりその部分の筋肉がこってきます。
すると前椀が使いにくくなったぶんその負担を上腕が補い上腕の筋肉もこってきます。
腕全体がこってくるとその負担を肩の筋肉が補い、肩の筋肉である僧帽筋が緊張し肩コリが発生します。

●ラジオ体操の動きで肩コリ解消!
ラジオ体操の動きを思い出してもらえればすぐわかると思います

1:手の甲を前で合わせて、深呼吸しながら後ろに腕ひねって広げる動きを4回

2:大きく腕を回す運動を内回し、外回しを4回ずつ

3:両腕を左右に2回ずつ振ってから大きく身体をひねる運動を左右それぞれ1回ずつ

4:さらにもう一度最初の腕をひねりながら広げる運動を4回

5:最後に肩を軽く上下させます

■首から肩コリタイプの原因と解消法
●首から肩コリタイプの原因
通常、首の骨は弓なりにカーブすることで約5kgの頭を負担をかけずに支えています。
首から肩コリタイプの人に多いのが姿勢の原因で、猫背がその多くの原因になっています。
猫背は首が前に傾き、頭の重みを全て首で支える状態になります。
弓なりのカーブがまっすぐな状態(ストレートネック)になりがちで、首の表面から深部にかけての筋肉を圧迫し血流が悪化しコリが発生します。
すると首だけでは頭の重みを支えられなくなり肩に負担がかかり肩コリが発生します。
高い枕を使用することでもコリの原因となります。
首から肩コリタイプの人は身体全体のゆがみが原因になっていることがおおい。

●ヨガの動きで肩コリ解消!
1:頭の上で手を合わせ、首を左右水平に動かします。なるべく頭が傾かないように意識して行います。左右4回往復

2:胸の前で手を合わせて首を前後に動かします。前に出す時はあごを突き出すように、後に引く時はあごを引くように行います。前後で4往復

3:そのままの体勢で首をゆっくり水平に状態で回転させます。左右2回転ずつ

以上を5セットで3分行います