心臓と心拍数!(あるある)

心臓の大きさは握りこぶし2つ分で、心臓が一日に送りだす血液量は約7.2t!心臓が一生に打つ心拍数は決まっていると考えられ、人間の場合は20億~25億回で平均23億回。適度な睡眠、サプリメント補給で心臓元気に心拍数低めに

心臓の大きさは握りこぶし2つ分で、心臓が一日に送りだす血液量は約7.2tとされています。
心疾患による死亡者数は年々増えていて、日本人の死因の2位にあげられ、突然死の70%は心臓が原因となっています。
本来、エストロゲンという物質が女性をストレスから守ってくれていますが、更年期になると分泌が少なくなり、心臓に大きな負担となっています。

■AED(自動体外式除細動器)
電気ショックで心臓蘇生をする器械です。 ここ数年心臓停止による突然死が増加し、そのため2004年7月から民間人でも取り扱えるようになり、全国で約22000台が駅などに設置されているそうです。

■心拍数が少ない程、寿命が長い!?
心臓が一生に打つ心拍数は決まっていると考えられ、人間の場合は20億〜25億回で平均23億回とされています。
「あなたの心臓=4376÷1分間の心拍数」
心拍数は昼間の活動では多く、夜間の睡眠時には少ないとされています。
心拍数は一般的には1分間に60〜70回が平均値とされています。

■心拍数とは?
心臓は収縮を繰り返して、全身に血液を送り出しています。
「ドックン」の1分間の収縮回数が心拍数となります。

■心拍数の正しい測り方
測る場所は手首のとう骨動脈で、もう一方の手の人さし指、中指、薬指の3本で脈を確認します。
時計を見ながら15秒間脈を計測し、4倍にすれば1分間の心拍数になります。

■心拍数が上がるのは?
心臓を動かすと心拍数が上がるのは、身体が必要としている酸素を心拍数を上げることで送り届けようとするからです。
上がった心拍数は身体を休めれば、通常5分程で元に戻ります。

■心拍数が下がらない原因はストレス!
精神的なストレスの場合、カテコールアミンという物質の分泌が持続するため心拍数が下がりにくくなるとされています。
人の身体はストレスがかかると、それを退ける力を出すために全身の細胞が大量の血液を必要とします。
ストレスがかかった時、副腎から分泌されるのがカテコールアミンで、心臓に働きかけ血液をより多く送るために心拍数を上昇させます。
しかし、ストレスから出たカテコールアミンはしばらく分泌され続けるため心拍数が下がりにくく、ストレスが続く限り心臓に負担がかかり続けることになります。

■心拍数を下げる
カテコールアミンは交感神経が働くことで分泌されます。
逆に副交感神経が働くとカテコールアミンの分泌は抑えられます。
この副交感神経を働かせるのが「呼吸」になります

■「4×2=8呼吸法」で心拍数を下げる!
1:目を閉じ4秒間鼻から息を吸います
ポイントはお腹がふくらむように息を吸い込むことです

2:吸い込んだ息を2秒間止めます

3:8秒間かけてゆっくり鼻から息を吐き出します

ポイントは「吸う」より「吐く」時間を長くすることです
息を吐くとき副交感神経が働きやすくなります

■心拍数が下がらない原因は動脈硬化による血管トラブル!
動脈が硬くなると血流が悪くなります。
すると心臓は心拍数を上げ、全身に必要な血液を送ろうとします。
これが心拍数が下がりにくくなる原因となっています。
さらに動脈硬化で心臓自身に酸素と栄養を送る冠動脈が詰まってしまうと、心臓に栄養が送られず細胞が死んでしまいます。 これがいわゆる心筋梗塞です。

■CoQ10(コエンザイムQ10)で心臓機能向上
CoQ10は全身の細胞に不可欠なエネルギー源で、心臓でもっとも必要とされています。
元々体内にある物質ですが、加齢と共に減少していきます。
心臓の機能を維持するためにはサプリメントなどで補ないましょう。

■葉酸(ようさん)で動脈硬化防止
食事などで摂取したアミノ酸が肝臓で分解する過程でホモシステインという物質に変化します。
このホモシステインは血液中に流れ出ると動脈硬化を起こす原因となります。
葉酸はこのホモシステインが肝臓から血液中に流れ出すのを防いでくれます。
心臓病を防ぐ葉酸量は400μg /日
葉酸を多く含む食品は緑黄色野菜ですが、野菜摂取で必要な葉酸をとることは難しいのが現状です。
サプリメントなどで補なうようにしましょう。

■心臓の最新研究報告
●睡眠時間が長いと死亡率が高くなる!

長い睡眠をとると、急性心筋梗塞になりやすいそうです。
10時間以上の睡眠が死亡率が高く、次いで4時間未満、最も死亡率が低いのは7時間だそうです。

●歯周病菌で動脈硬化に!?
心臓の栄養血管に歯からの歯周病菌がバラまかれると、心筋梗塞の原因ともなる冠動脈の閉塞を手助けしている可能性があるそうです。
歯周病菌は口の中をヌルヌルにしますが、このヌルヌルが歯茎の傷口から体内に侵入すると、血管内で動脈硬化を起こす原因となることも考えられています。

■タラで二日酔い予防!
タラに含まれるグルタチオンがアルコールによる肝障害を予防してくれます。
グルタチオンは肝細胞のバリアとなり、アセトアルデヒドの処理で受けるダメージを緩和して肝細胞を正常に保ってくれます。

■小麦の若芽(ネコ草)で効率良く栄養摂取!
多くの栄養素が含まれ、便秘解消、肌や髪のコンデションが良くなる、ダイエット効果があるそうです