寝たままストレッチで腰痛改善、寝返り・身体の硬さと腰痛の関係、危険な時間帯

国民の8割が経験し、そのうち85%が原因不明の非特異的腰痛とされています。
さらに真面目な人ほど同一姿勢になりがちで筋肉にストレスがかかり腰痛を起こしやすくなります。
身体の硬さは寝返りの回数につながり、寝返りの少なさがが腰痛へとつながっていきます。

■腰痛の最も危険な時間帯
腰痛を最も起こしやすい危険な時間帯は月曜日の朝8時から11時といわれています。
腰痛患者の40.5%が午前8時から11時に腰痛を発症しているという報告があります。
曜日でいえば20.9%が月曜日とされています。

■寝相と腰痛の関係
眠っている間は無意識に寝返りをしますが、その寝返りの回数が腰痛のポイントになります。
一般的に腰痛のない健康な人の寝返りの回数は一晩で20回以上とされています。
寝返りをせずに同じ姿勢でいると凝り固まってしまい、朝になって痛みが出たりします。

寝ているとき腰には体重の4割がかかります。
そのため寝返り打たないと腰周りの血管が潰されて血流が低下し酸欠状態となり、筋肉の線維から痛みの炎症物質が大量に放出され腰痛の原因となります。

さらに土日の休みをゆっくり過し身体を動かさない人は同じ姿勢でいることが多くなり、急に動き出す月曜日の朝に腰痛を発症しやすくなります。

■身体の硬さが腰痛の原因になる
寝返りは全身運動で色んな筋肉を使って寝返りをしています。
そのためどこかが硬いと寝返りがし辛くなり腰痛の原因となってしまいます。

■身体の硬さと痛みの関係
身体が硬い人が前屈すると痛みで途中で止まってしまいます。
痛みの感じ方は人によって違います。
同じ強さの刺激でも痛いと感じる人とそうでない人がいます。
腰痛持ちは痛みのボーダーラインが低いため痛みに弱くなっています。

人は痛みがあるとストレスを感じます。
人間はストレスを感じると痛みのボーダーラインが下がってしまいます。

■腰痛の悪循環
腰痛の人は寝返りが少ない。
身体が硬いから寝返りがうてない。
腰痛の人は痛みにも弱い。
さらに身体は硬くなる。

■寝具が腰痛の原因になる
ベッドが柔らか過ぎると寝返りがし辛くなります。
枕の高さも重要になります。
腰痛は眠る環境も重要になります。

■寝たままストレッチで腰痛改善
・ねじるストレッチ
・タオルでストレッチ
・曲げるストレッチ
・うつ伏せストレッチ

●ねじるストレッチ
仰向けの状態で左ヒザを立てて右へ倒します。
右手で左ヒザを抑え、左腕を頭の上で伸ばします。
この状態で全身の力を抜き、2回深呼吸(10秒)します。 これを左右1回ずつ3セット行います。

●タオルでストレッチ
仰向けの状態で両ヒザにタオルをかけ、そこからタオルを右足のつま先に引っ掛けヒザを伸ばします。
必ず痛くなる前で止めるのがポイントです。
2回深呼吸で10秒。
左右1回ずつ3セット行います。

●曲げるストレッチ
両ヒザを両手で抱えてヒザを曲げ、太ももを胸の方に持っていき深呼吸2回(10秒)3セット行います。

●うつ伏せストレッチ
うつ伏せ状態のまま漫画を見るようにヒジを立てます。
肩甲骨の力を抜いて首を下げます。
そこからさらにヒザを曲げていき深呼吸2回(10秒)3セット行います。