脳育法で脳を活性化し認知症予防、危険な物忘れを見分けるポイント、五感を刺激するウォーキング

自然の中で五感を刺激しながらウォーキングを行うと脳が刺激され、脳が活性化して認知症予防や物忘れ予防につながります。
ウォーキングする際もデコボコ道を歩いたり、思い出の場所を歩いたり、知らない人と世間話したりしながら行うとさらに脳が活性化されます。
脳は神経で刺激があって反応することが大事で、スマホなどでも普段と違う逆の手で使うと脳への刺激になり脳が活性化されます。

■脳の衰えチェック
・睡眠が上手くとれていないと感じる
・運動不足であある
・タバコを吸っている
・お酒を飲み過ぎてしまうことがある
・野菜をあまり食べない
・虫歯や歯周病など歯に問題がある
・高血圧の傾向がある
・糖尿病の傾向がある
・1人暮らしで近所付き合いがない
・ストレスが多いと感じる

3個以上当てはまる人は生活習慣を見直さないと認知症になる可能性があります。
6個以上当てはまる人は直ちに生活を改めないと認知症になる可能性が高いです。

■脳育(のういく)
脳育とは脳を活性化させていつまでも若々しい脳を保ち続けることをいいます。
脳を鍛えることは何歳からでもできるので、脳は十分若返ることが可能と考えられています。

■危険な物忘れ
物忘れが増えたからといって脳が老化したという訳ではありません。
ほとんどの場合の物忘れは心配ありません。
ただ物忘れの中でも認知症の初期である危険な物忘れがあります。
危険な物忘れを早く見つけて対処していくことが認知症を予防することにつながります。

物忘れの陰に隠れている病気は100種類あります。
物忘れの原因を調べるためにはMRI、大脳心理テスト、隠れているストレスなどから多角的に解析する必要があります。

■危険な物忘れを見分けるポイント
●最近のニュースを覚えておらず、覚えていない事を取りつくろう
●手でハトやキツネを正しくマネできるか?
●簡単な引き算を連続してできるか?

●最近のニュースを覚えておらず、覚えていない事を取りつくろう
認知症の記憶の問題は、つい最近に見たり聞いたり経験したことを覚えられないという近時記憶(きんじきおく)の問題です。
大事な注目ポイントは、答えられないだけじゃなく、言い訳や取りついろいをすることです。
認知症の人は医師の前でも家族の前でも自分がボケているんじゃないとアピールしたい心理が働きます。
言い訳や取りとりつくろいをする場合はアルツハイマー病の可能性があります。

●手でハトやキツネを正しくマネできるか?
認知症になると目で見た位置・形・方向などを認識する能力が低下するため、他人が行った簡単な手の形を正しくマネすることが難しくなります。

●簡単な引き算を連続してできるか
「100から7引いて答えを言って、その答えからまた7を引いて」というところが基本の問題になります。
93という答えを言いながら、もう一回7を引かないといけないということで、2つの作業を脳の中で同時にこなすことができるかどうかをみます。

■五感を刺激する脳育法で認知症予防
ジムで歩いたり、いつもの近所のウォーキングは脳育には効果が薄いです。
季節の移り変わりを感じ、五感を研ぎ澄まし、森の香りや花の香りを感じ、鳥や虫の鳴き声を聞きながらのウォーキングで五感を刺激すると脳がどんどん活性化されます。

●意識的にデコボコ道を歩く
●思い出の場所を歩く
●1日3人の知らない人と世間話をする

●意識的にデコボコ道を歩き脳を活性化
普段の散歩の時に舗装されていないデコボコ道を意識的に歩くようにすると、自然と脳が体のバランスをとるように働きます。
同時に足の裏も刺激されて脳が活性化します。

●思い出の場所を歩き脳を活性化
昔通った小学校や中学校などを散歩コースに入れておくと、自然と若い頃を懐かしみ、その頃に感じていた夢や希望がよみがえることで脳が活性化します。

●1日3人の知らない人と世間話をして脳を活性化
顔見知りの人とばかり話していると会話の内容がマンネリ化し、脳がだらけ気味になってしまいます。
日常生活で出会う初対面の人と仕事以外の世間話を積極的にすることで、予期せぬ会話が生まれ脳に新しい刺激が加わり脳が活性化します。

■神門(しんもん)のツボで脳を活性化
神門(しんもん)のツボは、手首を軽く曲げた時にできるシワの小指側辺りにあります。
5秒押して5秒休むのを1セットとして、合計5セット程度行います。
重要な会議や試験の直前に行うと脳が程よく刺激されます。

■思い出し虫食い日記で脳を活性化
週末に一度を目安に1週間を振り返り印象的な出来事を思い出して書きます。
出合った人の名前や食べた料理などを書きます。
思い出せないときは一旦空欄にしておき、その後思い出したときに埋めていくと脳に良いそうです。

■料理で脳を活性化
食材を切りながら焼き加減を気にしたり、盛り付けをしつつ別の料理の準備をしたりと料理を効率よく行うには、同時にたくさんの作業を行う必要があるため脳が活性化されます。

■の体幹を使った運動で脳を活性化
脳から出ている神経の約半分が胴体のインナーマッスルである体幹の筋肉につながっています。
そのため水中ウォーキングやバランスボール運動などの体幹を使った運動を行うと自然と脳が刺激され脳が活性化されます。

■青魚で脳を活性化
アジなどの青魚に多く含まれる成分のEPA・DHAには、脳梗塞や血管性認知症の予防効果が期待できます。
EPA・DHAは加熱すると流れ出てしまうので青魚は火を通さずに刺身で食べるのがおすすめです。

■そばで脳を活性化
そばに含まれるポリフェノールの一種であるルチンには、血管を強くしたり血圧を下げる効果が期待されています。
そのため脳を若々しく保つ効果が期待されています。
ルチンは水溶性のため茹で汁に多くのルチンが溶け出してしまいます。
「そばがき」はそば粉に湯を加えてこねて作るためルチンが流れ出ず無駄無くルチンを摂ることができます。
そばの実も粉状になっていないため茹でてもルチンが流れ出にくいです。
そば湯には、そばをゆでる時に流れ出たルチンがたくさん含まれています。